楽天・炭谷銀仁朗捕手（３５）が２７日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨んだ。増減の金額を聞かれ「アップはアップです。２０億円くらい」などと会見では随所に“炭谷節”をさく裂させた。

　今季は９８試合で打率２割３分７厘、４本塁打、１８打点で実際は５００万円増の１億円で更改。西武から巨人に移籍した１９年以降では最高の成績を残し、若手に存在感を見せつけた。「若返りとか世代交代とかいう文字を目にしますけど、実力の世界。自分が生活できなくなるので、譲るつもりはない」と若手の壁になることを宣言。１８年目の来季も正捕手として「全試合出場」を掲げた。

　一方で、チーム最年長野手として球団の未来にも持論を展開。「若い子にはもっとハングリーさを持ってほしい」と必死にポジションをつかみにいく姿勢を求めた。（長井　毅）

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