【日本ハム】ドラフト5位 奈良間大己、特技は三点倒立「頭に血を上らせると、いい感じのリラックスになる」…新入団選手発表

スポーツ報知

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2022.11.27(日) 04:10

日本ハム・新庄監督(右手前)の前で、決意を語る奈良間(中央)と安西(左)(右奥はドラフト6位の宮内)

 プロ野球・日本ハムの新入団選手発表が26日、札幌市内で行われた。ドラフト5位で指名された、菊川市生まれの奈良間大己内野手(22)=立正大=は、背番号58のユニホームで、プロへの第一歩を踏み出した。特技の「三点倒立」で気持ちをリフレッシュさせるルーティンを続け、開幕1軍を狙っていく。

 たどり着いた舞台に、奈良間の気持ちが引き締まった。新入団選手発表を終え「めちゃめちゃ緊張しました」と振り返りながら、プロ入りの実感が湧き上がった。「今は本当に早く野球をしたい、早く合流したい思いが強い」。背番号58のユニホームを着た喜びが、新たに闘志を掻き立てた。

 常葉大菊川高3年時、U―18日本代表に選出された。その際、プロへの思いは高まったが「周りを見た時、スピード感だったり飛距離とかが足りてない。自分はまだ勝負できない」と立正大進学を決めた。4年間かけて課題修正を図り「今は勝負できる状態。早く勝負したい」と思えるまでになった。代表でともに戦った吉田輝星投手(22)からもドラフト後、「来ると思っていた」と連絡を受けた男は「その後ろで守れればいいなと」と思いを強くした。

 結果を出すための儀式がある。「三点倒立を試合前とかにやって頭に血を上らせると、いい感じのリラックスになる」と続けてきた。大渕隆スカウト部長からは「ファイターがファイターズにやってきた」と称され「負けたくない気持ちが強いので。そこを出していきたい」と言う積極性が武器だが、脳内はきっちり整え、プレーしてきた。新庄剛志監督(50)のセオリーにとらわれないスタイルも「本当に攻める野球。自分に合っていると思う」と好感を抱く。プレーは熱く、頭は冷静に、飛躍を図っていく。

 本職は遊撃だが「試合に出たい気持ちが強いので。内野でも外野でも、出られるポジションで勝負したい」とどん欲に挑むプロ生活。「なまら、奈良間、うまい」のキャッチフレーズ同様の輝きを、北の大地で放ちにいく。

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