【日本ハム】五十幡亮汰外野手が広島・秋山の弟子入り志願…けがに泣いた2年「悔しさが一番」

スポーツ報知

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2022.11.26(土) 09:23

来年1月、広島・秋山との自主トレに参加する日本ハムの五十幡

 北海道日本ハムファイターズの契約更改交渉が25日、札幌市内で行われ、14選手がサインした。4月に腰の手術を受け6試合出場にとどまった五十幡亮汰外野手(23)は、来年1月、広島・秋山翔吾外野手(34)の自主トレに初参加する計画を明かした。今オフのテーマに掲げる「強さ」を身に着けるべく、「目標」の先輩に弟子入りし、レベルアップを図る。

 3年目の来季に向け、五十幡が明確に、今オフの目標を挙げた。「強さをこのオフシーズンのテーマに挙げてやっていきたい」。1年目は左太もも裏の肉離れ、今季は4月に腰を手術と、けがに泣いてきた。「悔しさというのが一番」。雪辱への思いが、強さという短い言葉に詰まっていた。

 来季契約は100万円減の推定1050万円で更改した。「チームに貢献できなかったし、納得したというのはある」。そう受け入れながら、同じ過ちを繰り返さないため、来季へ強さを身に着ける。「フルシーズン戦うための体力だったり、体の筋肉だったり柔軟性だったりの強さ。スイングの強さ、盗塁の勝負強さや、走攻守において色んな強さがある。メンタルの強さも含めてやっていきたい」。そのための試みは年明けから、本格的に始める。

 来年1月、広島・秋山との自主トレに初参加する。共通の知人を通じて嘆願し、実現する機会へ「秋山さんは自分の目標とする走攻守三拍子そろった選手。とにかく色んなことを聞いて吸収できたら。しっかり自分を磨くために頑張っていきます」と胸を躍らせた。17年に首位打者に輝いた打撃のほか、様々な部分を学び、強さを取り入れにいく。

 今季終盤に復帰も、腰の状態は「100%まではいかない」と万全ではないが「オフにやれることをしっかりやって、全力に近づける、それ以上に超えられるように」と前だけを向いた。中学時代に陸上短距離選手のサニブラウン・ハキームに100メートル走で勝った韋駄天(いだてん)は「自分がやるんだという気持ちを持ってやっていきたい」と中心選手となるべく、自覚を持って強さを追い求める。(砂田 秀人)

 〇…2年目の細川凌平内野手(20)は、90万円増の推定660万円で契約更改した。キャンプは1軍スタートも、20試合出場、打率1割7分1厘に終わった今季に「ふがいないというか、自分に対してがっかりした」と悔しさを味わった。年明けの自主トレは沖縄・伊江島で首位打者の松本剛らと汗を流す。「今年一年、打撃で苦労したので。剛さんに打撃の引き出しというものをたくさん聞けたら」と課題克服を図る。

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