【西武】松井稼頭央監督「僕たちも成長しないと」1、2軍首脳陣がコーチングコミュニケーション研修

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2022.11.19(土) 21:03

西武の「コーチングコミュニケーション研修」でディスカッションする松井稼頭央監督(左)。右は中田祥多コーチ(球団提供)

 西武は19日、松井稼頭央監督、西口文也2軍監督ら1、2軍の首脳陣が埼玉・所沢の球団施設でコーチングコミュニケーション研修を受けた。

 この日はカーミニークフィールドの秋季キャンプで紅白戦を実施。試合、練習後に外部講師として元アメフト日本代表コーチでNPO法人「コーチ道」代表理事の松場俊夫氏を招いて約3時間半の研修を受けた。

 講義では、フラットなコミュニケーションを取るために社長や部長など役職に関係なくニックネームで呼び合う企業があることが紹介され、松井稼頭央監督は「カズ」、内海哲也2軍投手コーチは「テツ」など、各首脳陣が自分自身のニックネームを書いた札を首からさげて参加した。

 研修ではティーチングとコーチングの違いについて勉強。SNSやネットで多様な情報を選手が得ることができる現代、監督コーチが情報を落とし込むだけのティーチングより、対話や選手と一緒に考えながら選手の主体性を重視するコーチングが重要であることが強調され、松場氏から選手への声かけのポイントなどが紹介され、首脳陣同士でディスカッションする時間もたっぷり設けられた。

 松井監督は「有意義な3時間半でした。日々の選手とのコミュニケーションの中で、僕たちも成長していかないといけない」と話した。

 松場氏は「ティーチング主体ではなく、双方向コミュニケーションのコーチングを体感していただきたかった。松井監督と西口2軍監督が一番前の席を選んで頂いた。その時点で成功するなと思いました。普通、偉い人は後ろの方に座るか、全く出ないこともある。しかも松井監督と西口2軍監督が一番メモをとられていた。いいチームだな、強いチームだなと思いました」と話した。

 西武では監督、コーチも成長していくことを球団方針に掲げ、11月に入ってコミュニケーション研修、アスリートセンタード・コーチング研修、スポーツ科学を行ってきた。この日のコーチングコミュニケーション研修が今秋4度目の研修だった。

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