【日本ハム】今川優馬が来季20発以上へ向け「冬眠トレ」…練習の虫、終盤失速の原因は「睡眠不足」

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2022.11.17(木) 08:16

走り込みを終え、カメラに向かって笑顔で「執念ポーズ」を見せる日本ハム・今川

 日本ハム・今川優馬外野手(25)が、来季の目標に「本塁打20発以上」を掲げた。左ふくらはぎ肉離れの影響で千葉・鎌ケ谷の球団施設で調整を続ける中、16日は故障の不安を感じさせないダッシュやスイングを披露。今季で引退の杉谷拳士(31)に代わる「新・元気印」も狙う2年目が、睡眠重視の“冬眠トレ”で来季の飛躍を目指す。

 晴れやかな表情で、今川が人さし指を立てた。ニッコリ笑顔にお決まりの「執念ポーズ」。みやざきフェニックス・リーグ参加中に痛めた左ふくらはぎは「ダッシュもほぼ制限なくできる」と回復。勝負の3年目へ「最低でも20本以上打てるように。打率も2割5分、3割打者を目指してやっていく」と目標を掲げた。

 2年目の今季は94試合に出場し、打率2割2分7厘、39打点、初の2ケタとなる10本塁打。打率0割台、1本塁打の昨季から成長を見せ「2ケタ打てたのは少し自信になった」。だが9月は打率1割台と失速し「後半は疲れて打球が飛ばなくなった」と1年間戦い抜く体づくり、コンディショニングの重要性を痛感した。

 最重要課題として取り組むのが“冬眠”だ。シーズン終了後に専門家から講義を受け、失速の原因は「睡眠不足」だと自己分析。「練習しないと不安になる。寝る暇があったら練習したい」と語る練習の虫にとっては苦渋の決断だったが「寝るのも練習!」と執念の決意。睡眠の質を落とす夕方以降のトレーニングを控えるなど、5時間ほどだった睡眠を「最低8時間、理想は10時間」と設定。来季に向けて既に寝る努力を始めている。

 元気印も譲らない。ムードーメーカーの杉谷が引退し、沖縄キャンプでは新加入の山田が声で存在感を発揮。それでも「杉谷さんの3倍声を出して盛り上げたい」と鼻息は荒い。故障中もウェートなどで体重を5キロ以上増量し、来春までの目標90キロまであと1キロに。「(けがも)今となってはいい時間。不安材料を消してシーズン中寝られるように、オフでしっかり努力したい」と背番号61。3年目の大爆発へ、今は力を蓄える。

(堀内 啓太)

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