【日本ハム】達孝太投手が究極の目標掲げる「誰にも属さない、自分の真っすぐを」

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2022.11.14(月) 09:13

投球後に捕手の清水優心と意見交換する日本ハム・達

 日本ハムの達孝太投手(18)が13日、千葉・鎌ケ谷の秋季練習でブルペン入りした。21年のドラ1右腕は8年目の清水を相手に、直球主体で計52球。フォーク、スライダー、チェンジアップも織り交ぜたが「球速、精度、回転の質、全ての面でストレートを良くしたい。誰にも属さない、自分の真っすぐを投げたい」と力強く腕を振った。

 収穫の1年だった。天理高から入団し、4月10日の2軍戦で実戦デビュー。計13試合(先発7度)で0勝4敗、防御率6・26とファームで経験を積み、9月25日・楽天戦(札幌D)では待望の1軍初登板を飾った。3四球を与えながらも、先発で3回1安打無失点。確かな一歩を踏み出したが「想像以上にプロの世界はレベルが高かった。1軍と2軍の差も感じさせてもらって、足りない部分、収穫がよりはっきりした」。明確なテーマを持って、秋に入った。

 「野球人生、長くてもあと20年ぐらい。終わるまでは野球のことばっかり考えたい」と背番号16。この日も自らブルペンで「良い時、悪い時の共通点をあぶり出したい」と三塁方向にカメラを設置した。球を受けた清水は「夏頃より球がめちゃくちゃ良くなってる。本当に研究熱心だし(今後が)すごく楽しみ」とルーキーを絶賛した。

 高校時代から栄養学を学び、1年で体重は約5キロ増の93キロに。オフも先輩投手に“弟子入り”せず「今は一人でやるのが一番。全く生活したことない人と数週間過ごすのはしんどいし、やりたいこともある」と我流を貫く。未来のエース候補は「1年目の扱いはもうされない。少しずつ結果も出していきたい」と甘いマスクで、飛躍の2年目を見据えた。

(堀内 啓太)

 〇…190センチの大型右腕・福島が“上沢ロード”を目指す。キャッチボールで角度のある球を投じた21年育成1位は、春の国頭キャンプで「憧れ」の上沢に勇気を出して質問。「軸足の使い方を聞いて投げ方が良くなった」と2軍で14試合に登板し1勝を挙げ、八戸西高時代の最速を6キロ更新する150キロ右腕に成長。連日最後まで食堂に残って食トレにも励み、65キロだった体重は8キロアップ。同じ高卒右腕の背中を追い「しっかり体をつくっていきたい」と意気込んだ。

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