【オリックス】FAの日本ハム・近藤健介に4年以上の大型契約準備…ソフトバンク、ロッテ、西武も乗り出す

スポーツ報知

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2022.11.9(水) 05:20

フリー打撃をする近藤健介(カメラ・中島 傑)

 日本ハムは8日、近藤健介外野手(29)が今季取得したFA権を行使する意思を球団に伝え、申請書類を提出したと発表した。かねて本格調査していたオリックスは4年以上の、ソフトバンクは4年20億円程度の大型契約を準備し獲得へ本腰を入れたことが、分かった。さらにロッテと西武も獲得に乗り出したことが判明。慰留する日本ハムを含め、パ・リーグ5球団での争奪戦の様相だ。近藤は10日に「FA宣言選手」として公示され、翌11日から他球団と交渉可能になる。

 来季パ・リーグ3連覇と日本シリーズ2連覇を狙うオリックスが、近藤の獲得に本腰を入れた。プロ11年間で通算打率3割7厘を記録している好打者が国内FA権を行使したことを受け、さらに本格調査を進めながら条件面を整備。11日からの交渉解禁へ向け、4年以上の長期契約を準備しているとみられる。

 近藤は3年契約の3年目だった今季99試合に出場し、打率3割2厘、8本塁打、41打点。出塁率は6年連続4割以上と安定感抜群だ。入団時は捕手で、日本ハム在籍時にコーチ兼任だった中嶋監督とはともにプレーしており、師弟関係が続いている。

 オリックス・福良GMは1日に国内FA権を行使した西武・森については「興味を持って、調査を続けます」と説明。森にも4年をベースとした条件を用意しているもようで、近藤と同一リーグの好選手2人を追いかけている。

 今季はリーグ連覇、26年ぶりの日本一を達成した一方で、シーズン89本塁打はパ最少。常勝軍団とするため、攻撃力強化をテーマとしている。球団がFA補強したのは17年オフの増井が最後。近藤についても森同様、他球団との争奪戦を想定しており、万全の態勢で構える。

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