ロッテ、野手陣は打撃練習に股割りロングティー! 朗希も全体練習後にロングティー!?

ベースボールキング

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2022.10.30(日) 17:03

全体練習後にロングティーを行い、スタンドに打球が入り喜ぶロッテ・佐々木朗希

 ロッテの秋季練習が30日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。

 ウォーミングアップ後に投手と野手に分かれトレーニング。野手は体幹トレーニング、投手はラン系のメニューで汗を流した。外野のセンター付近では9月16日に『右尺骨神経前方移行術および右肘内側側副靭帯補強術』を行った河村説人が、ストップウォッチを持ってダッシュ。投手陣はラン系のメニューが終わったあと、グラウンドでの練習はなく、野手はキャッチボール、打撃練習。

 白木のバットを3本持ってグラウンドに現れた岡大海は、この日はティー打撃、右投手の打撃練習のときに焦げ茶のバットで打っている場面がなく、全て白木のバットで打った。藤岡裕大と安田尚憲の2人は左の打撃投手のみを打ち、藤岡はレフト、センター、ライトと広角に打ち分け、安田は基本的にはセンターからライト方向中心の打球で、時折レフト方向への当たりもあった。最後はライトスタンド中段に入る当たりで安田の打撃練習は終了。

 加藤匠馬は右の打撃投手のときに連続でスタンドイン。左の打撃投手のときは序盤センターから右方向に打ち、途中から引っ張りの打球もあった。秋季練習中、加藤の打撃練習を見ていて、昨年の秋季練習に比べ、力強い打球が増え、スタンドに楽々入る当たりが増えた印象だ。柿沼友哉も左の打撃投手のときに2球連続でスタンドインすれば、江村直也も最後の1球でレフトスタンドに放り込み打撃練習を終えた。

 打撃廻りが終わると、三塁ベンチ方向からライトスタンド方向に向かって全員で股割りロングティー。福浦コーチから「低めのフォーク、スライダーだと思って打て〜」、ある選手が打った後には「嘉弥真の外スラをこうやって打て〜」と檄を飛ばした。打撃練習中、白木のバットで打っていた岡は股割りロングティーの途中から焦げ茶色のバットに変えていた。

 股割りロングティーが終わった後、加藤、江村、髙部瑛斗、安田の4人は、加藤・江村組、髙部・安田組に分かれてバント練習(打撃投手、バントマシンを交互に)。そのほかの選手たちは、三塁ベンチ前からレフト方向に向かってランメニュー。

 打撃投手でのバント練習では、右打者の加藤・江村組は右の打撃投手、左打者の髙部・安田組は左の打撃投手のボールをバントした。小坂誠コーチは髙部、安田のバント練習を後ろからチェックし、順番を待っている間にアドバイスを送っていた。

 藤岡はラン系のメニューが終わったあと、1度ベンチ裏に下がったがすぐに、バットを持って再びグラウンドへ。秋季練習中、全体練習が終わったあとに恒例になりつつあるロングティーの時間だ。一人で打っているか、加藤とロングティーを行っていることが多かったが、この日は藤岡とともにバットをもちグラウンドにいたのは佐々木朗希。

 佐々木は一塁ベンチ前からレフトスタンド方向に向かってロングティーを行い、滞空時間の長い当たりを放った。藤岡からは「朗希いいね!」と声が飛び、レフトスタンドに飛び込む打球も。レフトスタンドに入ったときには、右手を突き上げ笑顔でガッツポーズを見せた。ラン系のメニュー、バント練習を終えた選手たちも佐々木朗希のロングティーに釘付け、そしてみんな笑顔になった。

 すぐにロングティーを終え、その後は藤岡が黙々と打った。藤岡はスタッフに動画を撮影してもらい自身の打撃をチェック。チェック後に何かを確認するかのように素振りし、再びロングティーというのを繰り返して、約ボールケース2箱半ほど打っていた。

取材・文=岩下雄太

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