【日本ハム】ドラフト2位の富士大・金村尚真、沖縄から岡山、岩手、北海道と北上野球人生

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2022.10.28(金) 11:11

日本ハムの新庄監督スタンプ入り色紙と稲葉GMのサイン入りドラフトパスを手に笑顔の富士大・金村(カメラ・山崎 賢人)

 日本ハムからドラフト2位指名された富士大エース・金村尚真投手(4年)が北の大地で活躍を誓う。27日、岩手県花巻市の同大キャンパスで大渕隆GM補佐兼スカウト部長、白井康勝スカウトから指名あいさつを受け、「天性のコントロールとキレのある変化球」で即戦力として期待されている。金村も「チームに貢献できるように」と開幕1軍を目標に、意気込みを語った。

 一度も足を踏み入れていない北海道の星になる! 沖縄県出身で高校では岡山学芸館に進学し、大学では岩手県に訪れどんどん北上している富士大・金村。初めての北の大地には「食べ物がおいしいので有名」というイメージだと話し、「海鮮もジンギスカンも好きなので、はやく本場のを食べてみたい」と笑顔で話した。

 指名あいさつでは日本ハムの大渕隆GM補佐兼スカウト部長が完成度の高さを評価した。「プロでもインコースを放りきれるかが最終課題」とされているが金村はすでに課題をクリア。左右の打者に対してインコースをつける緻密なコントロールに「非常に期待できる」と期待を寄せる。

 23年3月開業予定で新たなファイターズの歴史となる新球場の「エスコンフィールド北海道」。同球場と“同世代”となり「自分がプロに入るタイミングなので何かの縁」だと話す。起用法はまだ不明だが先発も中継ぎも経験豊富で器用にこなせるだけに「新球場で活躍して子どもたちの目標になれる選手になりたい」と言葉に力を込める。

 「今の時点で勝負は始まっている」。大学1年からプロ入りを目標に北東北大学野球で1年春から活躍。4年間計7季で36試合に登板して25勝を挙げてきた。念願のプロ入りにも気を緩めることなく、今も毎日4~5時間の鍛錬を重ねている。目標とする「開幕1軍」に向け来年のキャンプを見据えて投げ込む右腕は「初日から100%全力を出せるよう、気を抜かずにレベルアップしていければ」。鋼の精神力と精密なコントロールを武器に、プロの世界でも活躍を誓う。(山崎 賢人)

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