【オリックス】中嶋聡監督、痛すぎるドロー 暴投で劇的勝ち越し一転…ボールデッドに

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2022.10.24(月) 06:13

7回、選手交代を告げるためベンチを出る中嶋聡監督(カメラ・石田 順平)

◆SMBC日本シリーズ2022 ヤクルト3―3オリックス=延長12回=(23日、神宮)

 「SMBC 日本シリーズ2022」第2戦は、ヤクルトの内山壮真捕手(20)が日本シリーズ史に残る一発を放ち、引き分けに持ち込んだ。オリックスは先発・山崎福也投手(30)が4回無失点。3回には自ら先制打を放つ“二刀流”の活躍を見せたが、3点を追う9回に代打・内山壮が左越えに起死回生の同点3ランを運んだ。20歳3か月のシリーズ初打席アーチ、代打アーチはともに史上最年少。試合時間5時間3分は歴代2番目、12回制では最長試合。両軍計44人出場はシリーズ史上最多タイとなった。

 最後まで不運に見舞われた。延長12回2死二塁、紅林の打席で木沢の暴投を捕手・中村がはじき、二塁走者の佐野皓が一気にホームにかえってきた。劇的な勝ち越しと思いきや、白球が一塁側ダッグアウトに消えるボールデッドで佐野皓は三塁に戻された。紅林が四球で歩いた後、伏見が三直に倒れ、痛すぎるドローとなった。

 快勝ムードが消えた。3点リードの9回に阿部が内山壮真に同点3ランを浴び、試合を振り出しに戻された。先発・山崎福から8人に及ぶ必死の継投で何とかその後はしのいだが、勝ち越すことはできなかった。

 中嶋聡監督は前日(22日)の初戦が終わった後に「切り替えることしかできない。反省して明日に切り替えてくれと。それしかないです」と話していたが、エース・山本で喫した黒星に続き、ダメージの残る引き分けとなった。本拠地に戻る25日から巻き返すしかない。

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