【ドラフト】楽天5位のNTT西日本・平良竜哉、“沖縄のアルトゥーべ”「トリプルスリーが目標」
スポーツ報知
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2022.10.20(木) 19:24
◆2022年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(20日)
楽天から5位で指名されたNTT西日本の平良竜哉内野手は20日、大阪市内の同社で取材に応じ、「選ばれるか不安だった中、指名してもらい、ホッとしています」と喜びをかみしめた。
身長170センチ、体重76キロと小柄ながらパンチ力と50メートル5秒9の走力が持ち味。同じ身長で高校通算68本塁打をマークし、巨人に1位指名された高松商の浅野翔吾外野手のイメージと重なる。その2人ともあこがれの選手として、身長166センチで米大リーグ通算192本塁打を誇るアルトゥーべ(アストロズ)を挙げる。
沖縄出身で前原高(沖縄)を経て、九州共立大では2年秋に3冠を達成したが、ドラフト指名されなかった。その悔しさを胸に、社会人に進んでレベルアップを果たした。2年目の今季は主に「4番・二塁」を任され、7月の都市対抗では初戦でJR東日本東北に敗れたが、2安打2盗塁を記録。9月の日本選手権予選では、近畿地区の代表をかけたニチダイ戦で2本塁打を放って全打点をたたき出し、3―1で代表切符をもぎ取った。
同社から昨年のドラフト4位でソフトバンクに入団した野村勇は、ルーキーイヤーで97試合に出場し、2ケタの10本塁打に到達。前身の南海時代の1939年に鶴岡一人がマークした球団新人記録に並んだ。
「僕はホームラン打者というわけではない。打率、本塁打、盗塁。トリプルスリーの達成が目標。1年目でもしっかり成績を残せるようにしたいです」と誓った。
◆平良 竜哉(たいら・りゅうや)1998年7月9日、沖縄・うるま市生まれ。24歳。うるま市立伊波小3年から前原ルーキーズで野球を始める。うるま市立伊波中では軟式野球部に所属。前原高では1年秋からベンチ入り。九州共立大では1年春からベンチ入りし、明治神宮大会に2度出場。170センチ、76キロ。右投右打。
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