◆２０２２年　プロ野球ドラフト会議　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　リポビタンＤ（２０日）

　楽天は東農大北海道４年の最速１４８キロ右腕・伊藤茉央（２１）を４位で指名した。

　福島出身で、少年時代から楽天の試合を観て育った。「次は僕が子どもたちから憧れられる選手になりたい」と北海道内では一番乗りでプロ志望届を提出した。

　右横手から繰り出す１４０キロ台中盤の直球とスライダー、シンカーを内外に投げ分けて打者を翻弄（ほんろう）する投球が持ち味。６月の全日本選手権（宮崎産業経営大戦）では自身初となる全国での完封勝利も達成した。

　名前は「女の子だったらどうしてもマオとつけたかった」という両親の思いからで「今では気に入っています。ここぞの場面を任される投手になって、プロでも『茉央』と呼んでもらいたい」と早くも活躍を誓っている。

　◆伊藤　茉央（いとう・まお）２０００年１１月１９日、福島・喜多方市生まれ。２１歳。塩川小３年で野球を始め、塩川中では軟式野球部。喜多方高では甲子園出場なし。大学では全日本大学野球選手権に３回出場し１年時にベスト４。明治神宮大会１回出場。大学通算戦績は１７勝３敗。１７６センチ、８０キロ。右投左打。球種はストレート、カーブ、スライダー、カット、シンカー。楽天ファンで好きな選手は田中将大。家族は両親と兄。

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