【ドラフト】日本ハムが二刀流の日体大・矢沢宏太を1位指名し、交渉権獲得…大谷翔平に次ぐ二刀流へ

スポーツ報知

  • ニュース

2022.10.20(木) 17:18

日本ハムからドラフト1位指名を受けた日体大の矢沢宏太は応援タオルを掲げて笑顔(カメラ・泉 貫太)

◆2022年 プロ野球ドラフト会議 Supported by リポビタンD(20日)

 日本ハムが、14日に1位指名することを公表していた日体大の二刀流・矢沢宏太投手、外野手(4年=藤嶺藤沢)の交渉権を獲得した。

 日本ハムは、11日のスカウト会議後に矢沢の氏名を公表。稲葉GMは「走攻守投と各部門でポテンシャルも高い。球団の方針であるNO1、オンリーワンの選手をぜひ獲得したいということで、二刀流も三刀流もできる選手。いろいろな可能性を含めて決めさせていただきました」と説明した。大渕スカウト部長も「最近、本人に確認を取って、『投げて打って走りたい』という強い希望があった。縁があったらそれを受けようじゃないかと。彼の強いコメントを聞いて、魅力がさらに上がった」と期待を込めていた。

 矢沢は投げては最速152キロを誇る左腕で、打っても大学リーグ戦通算5本塁打を放ち、50メートル5秒8の俊足も武器。12年ドラ1の大谷は前代未聞の二刀流で成功し、今は上原が挑戦中。矢沢にとっても、心強い要素がそろった球団だ。矢沢も日本ハムの氏名公表を受けて15日には「すごくうれしく思います。(投打)どっちもやった選手がいるからこそ分かるものもあると思う」と喜びを口にしていた。

 新庄監督も前日19日には「キレがいい。初速と終速があまり変わらない投手。(起用法は)限定しない、二刀流とか。外野を守って7回に(マウンドに)来て155キロくらい投げて戻ってみたいな。右でも打っても合うかも。可能性はあるでしょ?」と心待ちにしていた。

 ◆矢沢 宏太(やざわ・こうた)2000年8月2日、東京・町田市生まれ。22歳。町田リトルで6歳から野球を始め、忠生中では町田シニアに所属。藤嶺藤沢(神奈川)では1年夏に外野手としてベンチ入り。1年秋からエース。通算32本塁打。日体大では外野手(20年秋)、投手(21年秋)、指名打者(22年春)でベストナイン。173センチ、70キロ。左投左打。

関連ニュース

【ドラフト速報】各球団の指名選手一覧
【日本ハム】新庄剛志監督 YAZAWAタオルで1位指名公表・日体大の矢沢宏太を一本釣りだ
【日本ハム】新庄剛志監督「いいトレードになったと思う」前日に阪神と2対2でトレード
【日本ハム】新庄剛志監督、日体大・矢沢の1位指名に「競合が現れたら日体大の帽子をかぶっていこうかな」
【日本ハム】リーグワースト失策数、救援防御率改善うってつけのトレードに

記事提供:

スポーツ報知