【楽天】立大・荘司康誠を1位指名 最速157キロ右腕 1位公表は7球団目「トレンドに乗った話ではない」
スポーツ報知
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2022.10.19(水) 05:30
楽天・石井一久監督兼GM(49)が18日、オンラインで取材に応じ、20日のドラフト会議で立大の荘司康誠投手(22)を1位指名することを公表した。1位指名選手の公表は7球団目。最速157キロを誇る本格派右腕に「将来的にも主戦で投げられる。また、長く先発の屋台骨を構築してくれる選手」と最大級の評価を送り、将来のエース候補として期待した。
この日、都内のホテルで行われたスカウト会議後、石井監督兼GMはオンライン取材で立大のエース右腕、荘司の1位指名の方針を明かした。巨人、ソフトバンク、西武、日本ハム、広島、オリックスに続き7球団目となった公表については「トレンドに乗った話ではないです」と前置きした上で「いつも当日まで決めかねたりということもあったんですけど、早い段階で決まったので」と説明。本番2日前にスカウト陣との意見が一つにまとまったことを要因に挙げた。
荘司は188センチの長身から投げ下ろす最速157キロの直球に加えて、カーブ、カットボール、縦のスライダー、スプリットと多彩な変化球を操る。故障などもあり、リーグ戦デビューは3年春となったが、今年7月には侍ジャパン大学代表としてオランダでの「ハーレムベースボールウィーク」に出場した実力者だ。
指揮官は「他の球団との兼ね合いを考えたわけではなく、ポテンシャルとしては競合する投手」と高く評価し、「うちとしては将来的にも主戦で投げられる。また、長く先発の屋台骨を構築してくれる選手だと思い決断しました」と「即戦力」と「潜在能力」を併せ持つ逸材にほれ込んだ理由を明かした。
チームの先発陣は12月で38歳を迎える岸、36歳の涌井、11月で34歳となる田中将ら高齢化が顕著で、指揮官は来季に向けて若返りを図ることを明言しており、荘司の存在はベテランを含めた開幕ローテ候補の大きな刺激にもなるだろう。交渉権獲得となれば、早川との左右エース候補として活躍する姿が目に浮かぶ。(長井 毅)
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