【ロッテ】吉井理人新監督、佐々木朗希にノルマ「中6日で25登板」 就任会見で厳命 

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2022.10.19(水) 05:45

現役時代の「21」のユニホームを着て意気込みを見せる吉井理人新監督(カメラ・池内 雅彦)

 ロッテの吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンで就任会見を行い、佐々木朗希投手(20)に来季のノルマとして「中6日で25登板」を課した。背番号は近鉄やメジャー時代にも背負った「21」に決定した。

 昨季までは投手コーチとして佐々木朗の育成に携わった吉井新監督。まな弟子は3年目の今季、完全試合を達成するなど20試合で9勝4敗、防御率2・02をマークしたが、指揮官の目は厳しい。「今年はどんな形でも1年間、1軍のマウンドで投げることが目標だったけど、来季はその1個上。中6日で25試合くらい、1週間に1回、マウンドに健康な体で上がるのが目標」と親心ものぞかせながら、期待を込めた目標数値を設定した。

 監督就任のオファーはシーズン終了直後に受けたと明かし「返事をするのにひと晩考えたけど、断る理由はない。いい機会をいただいたので頑張りたいと思った。大変ワクワクしている。(目標は)優勝です」と決断に至った経緯などを明かした。2025年までに常勝軍団になるという理念を掲げている球団とは複数年契約を結び、今後はWBCのコーチも兼任しながらチームづくりに励む。(小田原 実穂)

 〇…ZOZOでスカウト会議を行い、吉井新監督が初出席。1位指名は公表せず当日決定する方針を明かした。上位候補約30人の映像を確認し、7球団が公表している選手を含め、12人の最終候補を出した。長距離砲や二遊間など補強ポイントは多岐にわたるが「吉井監督にまずはイメージしてもらって」と榎スカウト部長。吉井新監督は当日のくじについて「あまり得意じゃないけど、わしが引くわ」と話した。

 ◆吉井 理人(よしい・まさと)1965年4月20日、和歌山県生まれ。57歳。箕島高から83年ドラフト2位で近鉄入団。95年ヤクルトに移籍し、97年オフにFAでメッツ入り。メジャー3球団を経て2003年からオリックス。07年途中ロッテに移籍し、同年引退。08~12年は日本ハム、15年ソフトバンク、16~18年日本ハム、19~21年ロッテとコーチを歴任。今季はロッテのピッチングコーディネーターを務めた。

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