ロッテ、ロングティーは反対方向!打撃練習もセンターから逆方向を打つ選手が目立つ
ベースボールキング
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2022.10.16(日) 16:00
ロングティーを行なっているロッテ・山口航輝
ロッテの秋季練習が16日、ZOZOマリンスタジアムで行われ、打撃練習では反対方向に打つ選手が目立った。三木亮は左の打撃投手のときにセンターから反対方向を中心に打てば、岡大海も左の打撃投手のときに最後の1球ライトスタンドに放り込んだ。山口航輝は左の打撃投手のときに思いっきり引っ張った打球が何球かあったが、基本的にはセンターから反対方向。山口の打撃練習を見ていると、左の打撃投手が外角中心に投げているように見え、それをライト方向に打っていた。
藤岡裕大は左の打撃投手のときが引っ張りの打球が多く、右の打撃投手のときは左中間など反対方向が多かったが、時折ライト方向に引っ張りの打球も。安田尚憲は左中間、右中間にライナー性のあたりが多く、ライナーのままライトスタンドに飛び込む打球もあった。ライトスタンドに大きな当たりというのは少なかった印象だ。
藤原恭大は右の打撃投手のときにレフト、センター、ライトに広角に打ち、自分の順番がくるまでの間、福浦和也ヘッドコーチ兼任打撃コーチからアドバイスをもらい、その後確認するように5、6回素振り。左の打撃投手のときはセンターからライト方向が多め。センターへ滞空時間の長い当たりも。
加藤匠馬は黒茶のバット、白黒のバットの2本を使い分け。この日も前日と同じようにケージの外からスタッフにスマートフォンで打撃フォームなどの確認だろうか、打撃練習の様子を撮影してもらっていた。
打撃練習が終了した後には、全員で三塁側からロングティー。この日は5球間隔でおそらく1人10セット、全選手が反対方向に打った。福浦コーチの「反対方向に強く」という言葉が、グラウンド場に何回も響き渡った。山口はロングティーのときに福浦コーチから「逆方向に引っ張れ!」と助言をもらっていた。
ロングティーが終わると、特打(三木、柿沼友哉、茶谷健太、藤原)、特守(安田)、山口は二塁ベース付近で伊志嶺コーチが見守る中走塁練習、そのほかの選手たちはランニング(その後山口、特打、特守を終えた選手たちも行う)。
特打では股割りティー、トスしてもらったボールをネットに向かって真上に打つティー打撃、打撃練習(打撃投手が投げる球、ゆるいマシンの球)をローテーションで打った。藤原はゆるいマシンの球のときは引っ張り、右の打撃投手は反対方向中心、左の打撃投手は逆方向からセンター、ラストはライトスタンドに放り込んだ。
三木はゆるいマシンの球のときはレフトへ1球引っ張った以外、センターから逆方向の打球だった。左の打撃投手のときもセンターから逆方向中心で、残り1分になったときに引っ張り中心。
安田は体の使い方の練習なのだろうか、小坂誠コーチが打つノックをセカンド付近で受け、反転しながら二塁へスローイング(一塁へのスローイングはなし)。三塁のポジションでは、小坂コーチが下から投げたボールをノーバウンドで逆シングルでキャッチし二塁へスローイングする練習、小坂コーチがコロコロ転がしたボールを逆シングルで捕球し二塁へスローイングする練習を行っていた。ちなみに2020年の秋季練習でも、二塁のポジションでノックを受け、そのときもセカンドスローのみだった。
投手陣はウォーミングアップ、トレーニングを野手と一緒に行った後、ランニング。キャッチボールなどボールを使った練習は、グラウンドでは行わなかった。
取材・文=岩下雄太