【ソフトバンク】ポストシーズン18連勝ストップで突破率は0% 山本由伸打てず、投手陣は四球禍の自滅

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2022.10.12(水) 21:10

5回2死満塁、グラウンドを見つめる石川柊太(左)と大関友久(カメラ・義村 治子)

◆パーソル クライマックスシリーズ パ 最終S第1戦 オリックス5―0ソフトバンク(12日・京セラドーム大阪)

 ソフトバンクがオリックスに完敗し、19年から続いていたポストシーズンの連勝が18で止まった。

 藤本博史監督が「チームの課題」とシーズン中から口にしてきた12球団ワーストの474四球の制球の乱れが相次いだ。4回に先発・石川が先頭・中川圭を歩かせると、吉田正のヒットと西野の四球で満塁となり、杉本への押し出し四球で先制点を奪われた。

 5回にも2死二、三塁から吉田正を申告敬遠で歩かせたが、大関が続く頓宮、西野に連続の押し出し四球。杉本にも右前適時打を許した。7回には甲斐野が吉田正に右翼席へのソロアーチを浴び、さらに追加点を献上した。

 打線もオリックス・山本に歯が立たず、9回も平野に抑えられて完封負け。5回にデスパイネ、中村晃の連続ヒットを足がかりに1死二、三塁としたが、柳町、甲斐が連続空振り三振に倒れた。レギュラーシーズンのラスト2試合から4戦連続アーチをマークしていた柳田も不発に終わった。

 チームは3勝10敗と大きく負け越した京セラDのオリックス戦で、シーズン終盤から4連敗。アドバンテージも含め、これで0勝2敗となった。パ・リーグのプレーオフ、CSでこの状況から日本シリーズに進出したチームはなく、いきなり突破率0パーセントの危機に立たされた。

 ◇パの2勝0敗は突破率100% オリックスがアドバンテージの1勝を含め、対戦成績を2勝0敗とした。73~82年パのプレーオフ(PO)を含め、日本シリーズ出場をかけたPOとCSで2勝0敗となったのは、過去に26度ある(4勝先勝制17度、3勝先勝制9度=81年日本ハムの対ロッテ〇△〇→●〇を含む)。そのうち17年の広島を除く25度は日本シリーズに進出しており、突破率は96%。パ・リーグに限れば100%。

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