ロッテ、12分間走で古谷が熱い走り!全体トップの距離を走る

ベースボールキング

  • ニュース

2022.10.12(水) 14:58

12分間走で全体トップの距離を走ったロッテ・古谷拓郎

 12日、ZOZOマリンスタジアムで秋季練習が行われた。

 10時から始まった練習はウォーミングアップ、体幹を使ったトレーニング、メディシングボールを使ったトレーニングなど約1時間行った。全体練習する選手たちから外れてグラウンドで、9月16日に『右尺骨神経前方移行術および右肘内側側副靭帯補強術』を行った河村説人、9月29日に『右肘の関節鏡による滑膜切除およびスクリュー挿入術』を行った育成の村山亮介などもリハビリを行う姿があった。河村はセンター付近でダッシュを繰り返す場面もあった。

 11時すぎから投手組と野手組にわかれての“12分間走”。まずは野手組から行った12分間走、序盤は岡大海、藤原恭大が先頭を走り、5分すぎに山口航輝が藤原を抜いて2位になる場面も。山口は10分をすぎたあたりから苦しい走りとなるも、19年10月2日にロッテ浦和球場で行った12分間走のときには後ろの方を走っていたが、あれから3年確実に体力、持久力が上がった印象を受けた。

 野手組の12分間走に話を戻すと、8分すぎに茶谷健太と岡が並走し、茶谷が前に出て最後はトップで終えた。

 投手組の12分間走の注目は古谷拓郎だろう。19年1月10日に行った新人合同自主トレ、19年10月2日に行った投手組の12分間走ではトップの距離を走り、マリーンズの若手投手陣のなかでは種市篤暉とともに走れる投手。この日はスタートから他の投手を置いていく一人旅状態の走り。投手組だけでなく、野手組を含めても全体でトップの2850mを走った。

 投手組でもう一人注目なのは小島和哉。小島といえば、一定のペースで走り、最後にペースを上げて走るのが持ち味。この日もスタートは古谷、佐々木朗希、二木康太に続く4番手を走っていたが、他の投手たちが苦しむなか変わらず一定のペースで走り、終わったときには古谷に次ぐ距離を走っていた。

 12分間走が終わったあとは、投手組はグラウンドでキャッチボール、小雨が降っていたため野手組は室内練習場に移動し打撃練習を行った。

 キャッチボールでは、佐々木千隼は他の投手たちがキャッチボールを終える中、小野郁を座らせて力強い球を投げ込んでいた。二木康太は今日も他の投手たちが短い距離を投げる中、センターバックスクリーン付近まで距離を伸ばし投げていた。

 室内練習場での野手組は3人1組(右の打撃投手、左の打撃投手、休憩)で打撃練習。この日も5スイング〜6スイングで交代していく形だった。時間にして約15分ローテーションして打っていた。

 藤原恭大は打撃練習のときに試合で使っている焦げ茶色のバットだけでなく、序盤は白木のバットで打つ場面も。柿沼友哉は打つときに「ヨシっ」と声を出しながら打っていた。松川虎生の「バッティング終了で〜す」で打撃練習を終えると、股割り連続ティー打撃。加藤匠馬は「4セット目!1、2、3、4、5、6」と数えながら連続ティー打撃を行っていた。

取材・文=岩下雄太

記事提供:

ベースボールキング