【オリックス】山本由伸 CS最終S初戦先発 昨年は史上初のCS初登板完封 快投再現誓う

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2022.10.12(水) 06:26

キャッチボールで調整する山本(カメラ・義村 治子)

 オリックス・山本由伸投手(24)が11日、CS最終S初戦の完封再現を誓った。ロッテ相手の昨年は、史上初のCS初登板での1―0完封勝利&2ケタ奪三振。勢いづいたチームは3勝1分け(アドバンテージ1勝を含む)で日本シリーズに進出した。2年連続で初戦を任される右腕はキャッチボールなどで前日調整。「初戦を取ると、かなりのリードになる。絶対に勝ちたい」と力強く宣言した。

 ソフトバンクには今季3勝2敗。7月以降に限れば、すべて京セラDで3戦3勝、計24回を2失点と圧倒した。とくに前回の9月17日は完封。3連勝で逆転Vへの道を切り開いた。完封して2、3戦目の宮城、田嶋につなげば、1か月前と同じ流れだ。敵の4番・柳田は第1Sで2本塁打。「野球ファンとして」と試合をチェックした山本は「もう、さすがでしたね」と称賛しながら、対決に意気込んだ。

 中11日での登板。練習試合などの登板は挟まず、大一番に備えてきた。「疲れを取る時間をつくって、練習する時間もできた」。チームも、山本が投げる初戦の必勝を期す。吉田正は「気持ち良く投げさせられるように」と援護を約束。中嶋監督は「本当に一つ目だと思う」と初戦を重要視した。

 4戦目以降は山岡や2年目・山下、山崎福らが先発要員だが、中嶋監督は「全部考えてますよ」と含み。第6戦までもつれれば、中4日で山本を投入する可能性もゼロではない。防御率、最多勝、最高勝率、奪三振、完封勝利の「投手5冠」の2度目の獲得は史上初。その絶対エースがオリックスを引っ張る。(長田 亨)

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