【西武】森友哉FA宣言も、争奪戦は必至、球団は「全力」で引き留めへ

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2022.10.10(月) 04:00

4回無死、遊ゴロに倒れた森友哉(カメラ・石田 順平)

◆2022パーソル クライマックスシリーズ パ 第1S第2戦 ソフトバンク8ー2西武(9日・福岡ペイペイドーム)

 CS第1ステージ(S)でソフトバンクに2連敗して最終S進出が断たれた西武の森友哉捕手(27)がFA宣言する可能性が高いことが分かった。

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 CSでの敗退が決まると、森は悔しそうな表情を浮かべ「とにかく今日の試合に勝てるよう、その一点に集中していました」とコメントを残して球場を後にした。

 8月20日に国内FA権を取得。「両親を始め、これまで支えてくださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも皆様に恩返しができるよう、より一層、頑張っていきたいと思います」と話していたが、敗戦で全日程が終了。日本シリーズ終了後の宣言期間が近づき、決断の時が迫ってきた。「今、言えることは何もありません。このあと少し時間をおいて考えたいです」と明言は避けたが、宣言する可能性が大きい。

 大阪桐蔭高時代、甲子園で春夏連覇を達成した強打の捕手は、入団2年目の15年に138試合に出場して頭角を現すと、19年に打率3割2分9厘で首位打者、MVPに輝いてリーグ2連覇に貢献。天才と称される打力だけでなく、今季は好リードでチーム防御率2・75でリーグトップの投手陣を引っ張るなど守備面でも大きく成長。11月の侍ジャパン強化試合でも代表入りを果たした。

 西武では二塁手の外崎もFA権を取得。「シーズンが終わったばかりなので、ゆっくり考えたい」と話すにとどめたが、奥村球団社長は森、外崎との交渉について「頑張ってきた選手については当然、誠意を持って全力で私どものチームで頑張っていただけるようにこれからもお伝えをしていくつもりです。当然だというように思っています」と残留へ向けて全力を尽くす構えだが、宣言すれば他球団も手を挙げて、争奪戦となる可能性が高い。

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