ソフトバンクがファイナルS進出 藤本監督「悔しい思いをぶつけようと」
ベースボールキング
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2022.10.9(日) 18:24
ソフトバンク・藤本監督 (C)Kyodo News
【パCSファーストステージ第2戦】○ ソフトバンク 8 - 2 西武 ●
<10月9日 PayPayドーム>
『2022 パーソル クライマックスシリーズ パ』のファーストステージ第2戦が行われ、3位の西武に連勝した2位のソフトバンクが、優勝したオリックスが待つファイナルステージ(京セラD大阪)進出を決めた。
ソフトバンク打線は3回、2四球と死球で二死満塁のチャンスをもらうと、この日34歳の誕生日を迎えた4番・柳田が期待通りの大仕事。2球目の低めスライダーをすくい上げた打球は、右翼ホームランテラスに飛び込む先制グランドスラムとなった。絶好調の主砲は、3ランを放った前日に続き2戦連発。レギュラーシーズン終盤の10月1日の西武戦(メットライフ)、2日のロッテ戦(ZOZOマリン)も含めると4試合連発となった。
4回は9番・甲斐の右前適時打で5点目。7回以降も1番・三森の中前適時打、3番・牧原大の中越え適時二塁打などでダメ押しとなる3点を加えた。
先発の東浜は立ち上がりから安定した内容で、5回4安打1失点と好投。6回以降は大関、松本、藤井、レイの継投で逃げ切り、ファーストステージを2連勝で突破した。
ソフトバンクはこれで、楽天と対戦した2019年のCSファーストステージ第2戦から、日本シリーズも含めたポストシーズン(PS)は怒涛の18連勝。短期決戦での強さを維持し、12日から始めるオリックスとのファイナルステージに臨む。
藤本監督は試合後、満塁弾を放った柳田について「レギュラーシーズンの最終2試合から状態が良かった。体はだいぶ疲れていると思うが、キャプテンとしてすごくチームを引っ張ってくれている」と称賛。チーム状態については「10月2日の悔しい思いをCSにぶつけようと選手全員が一丸となってくれてやっている。昨日の千賀といい今日の東浜といい、しっかりゲームを作ってくれているし、ベンチも明るく声も出ている。最終ステージにいい形で入っていけるんじゃないかと思います」と語った。
ポストシーズン18連勝については「歴代の監督がすごくいい監督だったので、僕ごときはこのくらいの成績しか残せないというところで反省はしています」と謙遜。「でも、やる限りは次のステージも勝って日本シリーズに行きたいと思います」と、本拠地帰還をファンに約束した。