【西武】村田真一氏「千賀との短期決戦の経験の差が出てしまった」CS初戦で高橋光成が6回5失点

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2022.10.9(日) 06:20

3回2死二、三塁、柳田悠岐に3ラン本塁打を許した高橋光成(カメラ・石田 順平)

◆2022パーソル クライマックスシリーズ パ 第1S第1戦 ソフトバンク5ー3西武(8日・福岡ペイペイドーム)

 「2022 パーソル クライマックスシリーズ パ」第1ステージ(S)が開幕し、西武はソフトバンクに敗れ、最終S進出に王手をかけられた。

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 千賀も高橋も立ち上がりはさすがエースという投球やった。特に高橋は変化球のキレ、制球ともに素晴らしかったね。ただ3回、CS初登板の高橋が短期決戦独特の緊張感に少しのまれてしまったのかな。ちょっとバタバタしたところを突かれてしまったね。

 1死から周東に二塁打を浴びた。これは仕方がないけど問題はその後よ。9番の今季当たっていない甲斐にストレートの四球。これはもったいないよね。そして1点を取られた後の柳田。2球で追い込んだまではよかったけど、次の縦のスライダーをものの見事にスタンドに運ばれた。この球自体はインコース低めのナイスボールよ。ただし、相手は球界を代表する柳田。しかもその前の打席はこのボールをワンバウンドさせて空振り三振を奪っていた。カウントは絶対有利な2ストライク。1球はワンバウンドさせて誘う余裕があってもよかったかな。バッテリーが勝負を急いでしまったように見えたね。

 対して千賀は4点差あったとはいえ、5回に1点を返されてからがさすがやった。味方のエラーで大量失点の可能性もあったけど1死一、三塁からの犠飛の1点、計2失点で反撃の流れを止めた。この試合に限っては短期決戦の経験の差が出てしまったということかな。(スポーツ報知評論家・村田真一)

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