【ソフトバンク】最終戦でまさかのV逸も…“下剋上”日本一へ藤本博史監督「みんなで頑張ります」
スポーツ報知
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2022.10.3(月) 05:50
◆パ・リーグ ロッテ5―3ソフトバンク(2日・ZOZOマリン)
オリックスが勝利した直後だった。9回2死。三森が中飛に倒れた瞬間、ソフトバンクの優勝の可能性がなくなった。「10・2」の最終決戦に敗れ、ラスト143試合目でV逸。藤本監督は「悔しいけど、選手は1年間よく頑張った。重圧もある中で、誰も力は抜いてないし、一生懸命やってくれた結果が、こういうことなんで。来年に向けて逆に頑張れるんじゃないかと思います」と受け止めた。
待っていたのは“幕張の悪夢”だった。三森、柳田の一発で2点をリードしていた6回。指揮官は5回4安打無失点の板東から継投を選択したが、2番手・泉が1死一、二塁から山口に逆転3ランを浴びた。この回を投げ終えた右腕は、ベンチで涙。試合後は嘉弥真に肩を抱かれながら球場を後にするのがやっとで、今宮や周東の目も赤かった。
9月11日に首位の座を再奪取。15日にマジック「11」を初点灯させ、一度も消えることはなかった。30日の時点で「1」まで減り、残り2試合。引き分け以上で優勝という状況から、まさかの連敗で終戦。リーグ閉幕日に、前日まで首位だったチームがV逸したのは史上初のことだった。
今季はコロナ禍も故障者続出の危機も乗り越えてきた。日本一への道も終わっていない。8日からは3位・西武とのCS第1S。18、19年は同じリーグ2位から2年連続で日本シリーズを制している。「まだCSあるんでね。みんなで頑張ります」と指揮官。悔しさは次の舞台で晴らすしかない。(中村 晃大)
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