【オリックス】最終143試合目を鮮やか逆転勝ち締め…2分後にソフトバンク負けで劇的リーグV2達成
スポーツ報知
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2022.10.2(日) 21:25
◆パ・リーグ 楽天2―5オリックス(2日・楽天生命)
オリックスが、今季最終戦の143試合目を鮮やかな逆転勝ちで締めた。2位で迎えたこの試合で楽天に勝利を収め、その約2分後にソフトバンクがロッテに敗れ、劇的な大逆転で昨季に続く連覇が決まった。昨年は全日程を終了した2日後、ロッテの敗戦によって歓喜を迎えたが、今年も一度もマジックを点灯させることなくV2を迎えた。
この日は、先発の田嶋が4回途中2失点で降板。しかし、2点を追う5回に無死満塁の絶好機から伏見が右前適時打を放つと、福田が左翼線へ2点適時打で続いた。相手エース・田中将を集中打で攻略し、逆転に成功した。その後は継投で無失点にしのぎ、逃げ切った。
苦しいシーズンだった。昨季本塁打王に輝いた杉本の不振が長引き、主砲の吉田正ら新型コロナウイルス感染での離脱者が続出。5月8日の時点では、首位・楽天に11・5ゲーム差と引き離された。
25年ぶりの頂点に立った昨季同様、適材適所の配置で打開した。打順を固定せず、今季も140通りの打線で挑み、選手の士気を上げた。2軍監督時代からの教え子で「無敵の中川を見てきた」という4年目がプロ初の規定打席到達。高卒新人の池田、2年目の元もプロ初安打を刻んだ。
エースの山本を中心にした投手陣も、ドラフト1位の新人・椋木が先発初勝利、育成出身の宇田川もプロ初勝利をつかんだ。救援では2年目の阿部が中継ぎエースに飛躍したほか、先発から救援にまわしたワゲスパックも機能。試合中の采配だけではない「ナカジマジック」で戦い抜いた。
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