【ソフトバンク】退団セレモニーを終えた松田宣浩に聞く「別にケンカ別れで出ていくわけでもない」一問一答

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2022.10.1(土) 18:12

2軍・中日戦に「4番・三塁」で出場し、2回先頭の第1打席で右前打のソフトバンク・松田

◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク―中日(1日・タマスタ筑後)

 今季限りでソフトバンクを退団する松田宣浩内野手が「4番・三塁」で出場し、3打数1安打だった。試合後はセレモニーで王会長やファン、周囲への感謝を口にし、ナインの手で5度宙を舞った。以下はセレモニー後の主な一問一答。

―退団セレモニーを終えて

「そうですね。やっぱり引退じゃないんですけど、退団スピーチでも言いましたけど、退団する1人の選手にこのような舞台を開いて頂いたんで、やっぱり感謝しないといけないと思うし。17年間、一生懸命やって良かったなと思います」

―涙を流す場面も

「スピーチの時から来そうやったんですけど、引退じゃなく、退団なんで、自分の決めた決断だったんで、涙ではないなと思ったんですけど、やはり小久保さんにね。花束を渡して頂いて、やばくて、工藤さん忙しいのに来て頂いて、試合前から『お前の姿をしっかり見る』と言って頂いて、本当に2015年からですね。小久保さんとはもうずっと現役の時から、侍の時から、ホークスでずっとお世話になっているし、『ヤバイ、僕は小久保さんに花束を頂けるんだ』と思ったし、工藤さんが来られて、花束を渡して頂いて、これまでやってきたことにグッと来ました。でも一生懸命やってきたからこそ、急に来たかなと思います」

―工藤前監督からはどのような言葉を

「『とにかく自分で次のステップを切り開いて、まだまだやれる、そう思っているからとにかく自信持ってやってくれ』とそういうお言葉頂いたんでね。2015年から去年までね。ずっと主力としてやってきた時の監督さんでもありますし、そういう方に見て頂いて感謝しかないです」

―最後の試合でヒットが一本出た

「3打数1安打だったんですけど、やっぱりヒットを打てるか打てないかというのは全く変わってきて。ホームランではなかったですけど、ヒットを一本打ったことに関して次の舞台へのステップだと思うし、それがヒットが次は長打、ホームランになる。本当は全打席打ちたいと思いで、ずっと練習しているんですけど、やっぱりそういう意味では一本でも打てて良かった。次のステップに臨める、今度からああいう一本がスタートじゃないかなと思っています」

―満員御礼の中、ヒットで熱男も披露した

「ホークスにお世話になっていますし、結局、チームを離れる、構想外という形になって、このような決断になったんですけど、それでも17年間できたことに関しては感謝しないといけないし、別にケンカ別れで出ていくわけでもないし。そうだったら今日みたいなこのような舞台を開いて頂けることはないと思うし。本当に小久保さんも球団の方も最後はしっかり送り出してあげようという言葉を言って頂いた。本当に自分がビックリしているぐらいで良かったと思います」

―塁に出たら熱男をするのは決めていたか

「何も覚えていないんですけど、結局は自分がやってきたことって、あれが凡打になってたらできないし。若い頃から打ったら気持ちが出るタイプだったので、そういうところで無意識に出たと思います」

―試合前に若い選手にも明るく元気にと

「それは今度、1軍であいさつにいかせてもらった時も同じことを言おうと思うし、それを武器にする選手というのが気づいたらそうなっていたと思うんで。そんな感じにしたいと思います」

―今後はどこで練習するのか

「当然、僕は今日までと思って、気持ちも整理できていますんで、次のステップに向けて自分なりに場所を見つけたりとか。終わったわけじゃないんで、色々なところでやって、時間を過ごして、次の舞台に向けて備えたいと思います」

―球団施設で練習は

「使いません、今日で最後です。一応、荷物整理とかは来るかもしれないですけどね」

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