松田宣浩が鷹ラストゲーム終え涙「熱男という言葉とともに頑張っていきたい」

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2022.10.1(土) 17:09

退団試合で「熱男」を披露したソフトバンク・松田宣浩

● ソフトバンク 2 - 3 中日 ○
<ファーム公式戦・タマスタ筑後>

 今季限りでの退団を発表しているソフトバンクの松田宣浩選手(39)が1日、ファーム本拠地で行われた中日との二軍公式戦に「4番・三塁」で先発出場。満員御礼のファンとともにホークスラストゲームを戦った。

 2回の先頭打者として迎えた第1打席、中日先発の左腕・福島章太が投じた外角速球をコースに逆らわずに右前へ弾き返すと、一塁ベース上でお馴染みの「熱男!」ポーズを見せ、ベンチとスタンドも一体に。第2打席は空振り三振、第3打席は遊ゴロに倒れ、節目の一戦は3打数1安打だった。

 7回裏に一度守備についたタイミングで交代を告げられ、マウンド上でナインとグータッチ。ファンから惜しみない拍手を受けた松田は、深々と頭を下げてベンチに下がった。その後もベンチの最前線に陣取って、チームメイトを鼓舞する姿は不変。試合終了の瞬間までフォア・ザ・チームを体現するスタイルは変わらなかった。

 セレモニーでは王貞治会長ら関係者への感謝を述べ、「自分の言葉にして約7年、本当に熱男という言葉とともにここまで成長できました。熱男という言葉は自分の中でも一番好きな言葉でもあります。次の舞台でも熱男という言葉は連れて行こうかなと思っています。そして熱男という言葉とともに頑張っていきたいと思います」と語った。

 スピーチでは表情を変えずに言葉を並べていたが、小久保裕紀二軍監督と工藤公康元監督から花束を受け取ると、溢れ出る思いをこらえきれず涙。最後はナインに胴上げされ、ファンとともに「熱男」で締めくくった。

 松田はソフトバンク一筋17年間で通算1910試合に出場し、打率.265(6903-1831)、301本塁打、991打点をマークした。

 9月に球団から来季の構想外であることが伝えられたことを受け、NPB球団での現役続行を希望し退団表明。今後は他11球団からのオファーを待って移籍先を模索することになる。


【実際の動画】熱男に沸いた!松田宣浩のホークス最終戦




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