【西武】内海哲也の元専属トレーナーが惜別 独立時にもらった「感謝の言葉ビッシリの手紙は宝物」

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2022.9.20(火) 06:15

グラウンドでの引退式を終え、引き揚げる内海哲也(カメラ・橋口 真)

◆パ・リーグ 西武4―6楽天(19日・ベルーナドーム)

 現役を引退する西武・内海哲也投手(40)に、個人トレーナーを務めた保田貴史氏(40)が惜別の手記をつづった。

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 内海は中学時代の京都田辺ボーイズで同級生でした。別の高校に進み、大学卒業後にトレーナーの勉強を始めた私に「専属トレーナーやってくれないか」と言ってくれたのがきっかけです。知識も経験も浅い私にとって夢のような、ありがたい話でした。「お互い、これから上り詰めないといけない。共に歩もうぜ」と。あの言葉は鮮明に覚えています。

 長く現役をやるために、オフは「貯金を作る」がテーマでした。体の強さはありましたが、走って走って土台をつくる中で重視したのは再現性。先発投手なので、1回から9回まで同じ動きができるように。ランニングで本数を重ねても自分の体を操って常に同じフォームで走れるように。いつも2人で話していました。

 長年、一緒にやらせてもらい、19年から独立しました。内海が「あと何年、現役できるか分からない。やめた後を考えたら早めに新たな仕事を始めた方がいい」と言ってくれたからです。

 専属トレーナーをやめる時、荷物の中に封筒が入っていました。内海からの直筆の手紙でした。1枚の紙に感謝の言葉がビッシリ。宝物として保管しています。

 中学時代は5、6番手の投手で私と同じ控え選手。プロ野球選手になってWBC、優勝、日本一と、いい景色をたくさん見させてくれて、ありがとう。

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