◆パ・リーグ　西武―楽天（１９日・ベルーナドーム）

　現役を引退する西武・内海哲也投手（４０）に、兄貴分の髙橋尚成氏（４７）＝野球評論家＝が惜別の手記をつづった。

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　かわいい後輩。この一言に尽きるね。同じ左投手で、社会人上がり。似た経験をしていたこともあって、０６年に自主トレでグアムに連れていくようになってからかな。「いつか俺たちの時代を作らないとな」と、いろいろと語り合った。

　野球への姿勢は尊敬しかない。メジャーで「アーリーワーク」が主流と聞けば、何？から始まり、情報を収集する。あいつが巨人でいち早く取り入れたんじゃないかな、全体練習の前の自分だけの練習。何時間も前に球場入りして…自分の決めたことは崩さない。ものすごくストイックだから。

　年の差が７歳。これは、結構な壁になる。年上過ぎて、話題だって合わないのが普通。なのに、内海はさらに年下の選手たちと僕の間の“クッション”になってくれた。気配りがすごいんだよね。気がつくと、みんなの結束を強くしてる。

　一緒にご飯に行くと、なぜかいつも芸能人に遭遇。ＥＸＩＬＥ、エビちゃん（蛯原友里）、そして名倉潤さんは、その時がきっかけで今も家族ぐるみで付き合ってる。内海って、いつもみんなの輪の中心にいるイメージで、そんな彼だからいろんな人を引き込むのかもしれない。これからもきっと、いいコーチとして手腕を発揮するね。お疲れさま。（野球評論家）

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