楽天・田中将大投手（３３）が１７日の西武戦（メットライフ）に向けての意気込みを語った。本拠地でキャッチボールなどで最終調整。ＣＳ圏内を争う相手との敵地４連戦の初戦を任された右腕は「初回からしっかりと、ガッとゲームに入っていけるように準備したい」としつつ、「大事な試合だというのは間違いないですけど、思い過ぎてもどうかなと思う」と平常心を強調。心は熱く、頭は冷静にマウンドに上がる。

　１０日のロッテ戦（楽天生命）では５回６失点で日本球界では自己最悪となる１０敗目を喫した。若手であればメンタル面にダメージを負うことも考えられるが、そこは数々の修羅場をくぐってきたベテラン。「今までもたくさん勝ったりしましたけど、たくさん失敗もして、たくさん負けてもきた。その都度、その都度前を向いて次の試合に向けて準備をして臨んできている。ここ最近の登板でフラストレーションがたまっているのは間違いないですけど、あしたの試合に向けてやるしかないという気持ちです」と既に気持ちは切り替えた。

　勝ち越せばＣＳ進出が近づく“天王山”で背番号１８が真価を発揮する。

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