【ロッテ】佐々木朗希、初の10勝王手 5回4安打1失点わずか58球降板 最速159キロも不調

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2022.9.15(木) 05:45

ヒーローインタビューを終えて笑顔を見せる(左から)中村奨吾、佐々木朗希、井上晴哉(カメラ・矢口 亨)

◆パ・リーグ ロッテ8―1日本ハム(14日・ZOZOマリン)

 まさかの降板に球場はどよめきに包まれた。ロッテの佐々木朗が5回4安打1失点、わずか58球で降板。この日の最速は159キロで5回まで毎回の6奪三振、9勝目の権利は手にしていたが早すぎる降板だった。

 井口監督は試合後「次回の登板も含めて、5回というところを目安にしていました」と説明した。初回、先頭の木村にプロ初となる先頭打者弾を被弾。「今日の直球の状態だといつも通りいかないなと思ったので、うまくかわしながらできた」と2回以降は変化球を軸に相手打線を打ち取った。

 この日のストライク率は前回登板から8%上昇の82%。しかし最速は159キロで直球での空振りはわずか1球。9回1失点と完投した前回登板から中11日と間隔を空けたが、本来の直球の精度には戻っていない。先発機会は多くても残り2回。規定投球回に残り19回2/3と、到達は絶望的となった。それでも早期降板を決めたのは、激しいCS争いの中で、無理をせず次回登板へコンディションを整えさせる狙いもありそうだ。

 打線の援護に助けられ自身初の2ケタ勝利に王手をかけた右腕は「野手に助けられてここまで来た。勝ち星に一喜一憂するのは投手としてメンタル的に難しい。まず自分の仕事をしていきたい」。チームは借金2とし3位・西武に3ゲーム差。総動員で勝ち抜いていくしかない。(小田原 実穂)

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