【楽天】右手中指骨折から復帰の涌井秀章、「投げていて楽しかった」6回2失点で4か月ぶり4勝目

スポーツ報知

  • ニュース

2022.9.8(木) 21:43

ヒーローインタビュー後にガッツポーズをする涌井秀章 (カメラ・馬場 秀則)

◆パ・リーグ ソフトバンク3―7楽天(8日・ペイペイドーム)

 楽天は先発・涌井秀章投手が6回3安打2失点の力投で約4か月ぶりの1軍登板を白星で飾った。ヒーローインタビューでは「久しぶりだなと思って、ペイペイ(の雰囲気)をかみしめていた。投げていて楽しかった」。負ければ自力優勝が消滅する危機をベテランが救った。

 初回は高めに浮いたシンカーを柳田に捉えられて2ランを浴びた。それでも2回以降はさすがの修正力が光った。スライダー、カーブとチェンジアップで緩急を織り交ぜてゼロを並べた。久々の1軍登板による疲労を考慮され、6回86球でお役ご免となったが、首位ソフトバンクとの大一番で結果で応えた。

 涌井は5月18日のロッテ戦(ZOZO)で右手中指に打球を受けて骨折。ボルト3本を入れる固定手術を行った。「1日でも早く1軍に戻れるように」と約2か月のリハビリを経て8月に2軍で実戦復帰すると、CS争いが佳境に入る勝負所で戦列に戻ってこられた。石井一久監督も「回を追うごとにいいにいい球がいき始めた。あそこまで投げてくれれば十分」とベテランの快投を称賛した。

 打戦も10安打7点の猛攻で援護した。シーズン最終盤。息を吹き返すには十分な1勝となった。

関連ニュース

【試合詳細】ソフトバンク―楽天
【ソフトバンク】藤本博史監督「うまいこといかないね」 逆転負けで西武、オリックスと再び0差 一問一答
【楽天】島内宏明、8月度月間MVP初受賞 7月好調も「すごく悔しい思いをした」“落選”が発奮材料
【楽天】CSへ手痛い1敗 石井一久監督「追い掛ける展開では…」
【楽天】涌井秀章8日ソフトバンク戦先発、3か月ぶり1軍

記事提供:

スポーツ報知