【ロッテ】高卒2年目・山本大斗「ホームラン王取りたい」先輩・山口航輝も恐れる長距離砲

スポーツ報知

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2022.9.5(月) 12:00

ロッテ・山本大斗外野手(球団提供)

 ロッテの高卒2年目・山本大斗外野手がこのほど、スポーツ報知のオンラインインタビューに応じた。今年7月30日に支配下登録を勝ち取り、現在はファームで11本塁打と本塁打王争いを演じるなど力強い打撃が魅力。同じ長距離砲として活躍する山口航輝外野手も恐れる存在の20歳が目指すものとは。現在の心境にも迫った。

 豪快な1発を放った直後のインタビューだった。30日のイースタン・ヤクルト戦(ロッテ浦和)で3回に石川から左翼フェンス越えの先制11号ソロ。「今日は打った瞬間『いったな』って感じでしたね」。これで本塁打数がリーグトップタイとなり、タイトル争いを演じている。

 180センチ、91キロの恵まれた体格から放たれる力強い長打が最大の魅力だ。8月中旬以降は11試合で5本塁打と勢いは止まらない。「7月に入ってから結構自分の中でしっくり来るというか、思うように行くバッティングが増えてきた。結果とか率も6月よりは上がってきたし、自分のバッティングをできるようになってることが1番です」。

 山本のパワーは、現在1軍で活躍している山口航輝外野手も「自分より飛ばします」と恐れる存在だ。「1軍の試合で山口さんが結果出してたら自分も打たないとなって考えさせられるし、普段は自分のバッティング見てもらってアドバイスもらったりしてる。いい先輩ですね」。いつかは1軍の舞台でともに本塁打数を争うことも目標の一つだ。

 今年7月30日に支配下契約を勝ち取り、念願の1軍の舞台へ、まずはアピールを続けるのみ。「誰と対戦したいとかじゃなくて、とにかく試合に出て活躍したい。とにかく1軍でチームの勝利に貢献したいっていうのが今シーズンの目標です。そして将来的にはホームラン王はとりたいです。やっぱりホームランのこだわりは強いですね」

 マリーンズの将来を背負う長距離砲へと成長するために、20歳の挑戦は続く。

(小田原 実穂)

 

 ◆山本大斗(やまもと・だいと)2002年8月9日、鳥取・米子市生まれ。20歳。小学1年から野球を始め開星高では1年秋からレギュラーに定着。甲子園出場はなし。21年に育成ドラフト3位でロッテに入団し今年7月末に背番号「61」で支配下選手に。年俸300万円(金額は推定)。

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