【ロッテ】井上晴哉が先制V弾 再び混パ…首位から5位まで5チームが5差

スポーツ報知

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2022.9.2(金) 06:30

2回1死、井上が右越えに先制のソロ本塁打を放つ(カメラ・渡辺 了文)

◆パ・リーグ ソフトバンク0―7ロッテ(1日・PayPayドーム)

 5位のロッテは井上晴哉内野手(33)が一発を含む2安打3打点と自慢の打撃力を見せつけ、2位・ソフトバンクとの3連戦で3連勝。首位西武とは5ゲーム差に接近した。4位の楽天も島内宏明外野手(32)の満塁弾などで3位・オリックスに勝利。5ゲーム差以内に5チームがひしめくのは8月3日以来で、パ・リーグの優勝争いから目が離せなくなってきた。

 期待の大砲が完全復活の雄たけびを上げた。先制弾を含む2安打3打点。井上は「自分のスイングしようと思って初球からいけました。(美馬さんから)満点って言ってほしいです!」と叫んだ。

 この日の先発は中大時代の先輩・美馬。両軍無得点の2回1死、レイの151キロ初球ストレートを豪快に右翼席へと運ぶ先制の4号ソロで、さっそく援護した。2点リードの3回2死一、三塁。再びレイの151キロを捉え痛烈な左翼線2点適時二塁打。2安打3打点の活躍で序盤に主導権を握り、「(美馬)学さんも要所で抑えてたりしたので『今日は中大の日』って書いてもいいんじゃないですか?」と報道陣を笑わせた。

 昨年10月末に右手首の手術を受けた影響もあり、今季初昇格は7月6日までずれ込んだ。バットを使えないため、2軍の投手陣とともにひたすらランニングメニューをこなし、実戦復帰は6月中旬。その期間で映像を参考に打撃も見つめ直した。これまでは結果を出すことに夢中になり力みでバットが出ないことが多かったがあえてフォームを固めず、「体調とか体の動きとかで変わっちゃうので、今日はこれでいこうとか手段があれば打席で慌てることがない。引き出しは多い方がいいので」と“日替わりフォーム”で取り組んでいる結果がチームを4連勝に導いた。

 「上がどうこうじゃなくてまずは自分たちの野球をやりたい」。借金を1とし、首位・西武とは5ゲーム差に迫った。まだまだ諦めるわけにはいかない。(小田原 実穂)

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