【楽天】天敵・田嶋に7連敗でCS進出に“黄色信号”石井一久監督「限界を突破していかないといけない」

スポーツ報知

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2022.8.31(水) 21:31

7回、リクエストに失敗する石井一久監督

◆パ・リーグ 楽天3―8オリックス(31日・楽天生命パーク)

 楽天は先発した辛島航投手が序盤に崩れ、逆転負け。貯金は1となり、3位オリックスとの差も2・5に広がった。石井一久監督は「点を取って初回にさあ、行こうとなった後に点を取られてしまい、流れが良くなかった。辛島の投球スタイルからすると繊細なコントロールが必要だった」と総括した。

 初回に浅村が21号2ランで幸先良く先制するも、直後の2回に辛島が頓宮に2ランを浴びてムードが一変した。その裏に鈴木大の適時打で1点を勝ち越すも、3回に2死一、二塁のピンチで頓宮に2打席連発となる3ランを許した。4回途中6失点でKOされた左腕は「点を取ってもらってすぐ取られてではダメですね。(早い降板になり)リリーフのみんなに申し訳ないです」と悔しさをにじませた。

 打線は立ち直った田嶋を捉えきれず、3回以降は無得点に終わった。天敵の左腕に20年11月5日から7連敗となった。

 27日のロッテ戦(ZOZO)では早川が5回8失点。30日の同カードでは則本が4回2点で降板。なかなか先発が試合をつくれない現状にある。石井監督は「先発は中6日で調整してもらっている部分で言えば、物足りないですよね。リリーフは中何日とかないので、みんなで回して試合をつくろうと頑張ってくれているので」と歯がゆい思いを打ち明けた。

 残り26試合でCS出場へ“黄色信号”がともった。「じりじり離されつつあるけど、関係なく限界を突破していかないといけない。これでもかというくらい食らいついていく。みんなでどこまで力があるのかを見せるチャンスでもある」と指揮官。“勝負の9月”で逆境を跳ね返せるか。

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