【西武】森友哉、通算100号で1週間ぶり首位奪還…8球目まで粘って仕留めたメモリアル弾

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2022.8.31(水) 06:05

4回無死、右中間へ通算100号のソロ本塁打を放ちボードを掲げる森友哉(カメラ・今成 良輔)

◆パ・リーグ 西武3―1日本ハム(30日・ベルーナドーム)

 西武が攻守の要・森友哉捕手(27)のメモリアルアーチで、1週間ぶりに首位を奪還した。

 同点の4回無死。日本ハム・上沢のフォークをトレードマークの豪快なスイングでバットに乗せ、右中間最深部にたたき込んだ。16日のソフトバンク戦(ベルーナD)以来の6号勝ち越しソロは、史上306人目の通算100号。「ホームランはあまり意識していないけど、積み重ねてきた100号なのでうれしい」と、山川から手渡された記念ボードを誇らしげに掲げた。

 開幕直後に右人さし指を骨折して約1か月半離脱。昨季はリーグ2位の打率3割9厘をマークしたバットは、復帰後も2割5分台と本来の状態ではない。それでも辻監督は「いろんなことを考えてると思うけど、アイツらしくやってくれたらいい」と3番に固定し続けている。自身の不注意でもあった故障を機に「初心を忘れず、一生懸命やらなあかんと思ってます」と、責任感を胸にプレーするプロ9年目。2ストライクと追い込まれながら、8球目まで粘って仕留めたメモリアル弾で、指揮官の信頼に応えた。

 中軸として打線を支える一方で「捕手が8割」と言い続ける。一発よりも「(高橋)光成が気持ちの入ったボールを投げてくれた」と、最少失点で切り抜けての勝利を喜んだ。首位奪回と同時に、貯金も今季最多タイの10。7度目の2ケタ到達だが、これまでは次戦ですべて敗れている。大混戦を抜け出すには、さらなる貯金が不可欠。“貯金11の壁”を打破しての首位固めへ「どこもヘトヘトの中で戦ってると思いますが、もう一段ギアを上げます」と力をこめた。(星野 和明)

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