【ソフトバンク】拙攻&リリーフ踏ん張れず2位・西武とゲーム差なし 奥村政稔の初勝利消えた

スポーツ報知

  • ニュース

2022.8.29(月) 21:08

7回を終えてベンチに戻る津森宥紀(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ ソフトバンク2―3ロッテ(29日・京セラドーム大阪)

 ソフトバンクが拙攻に加え、リリーフ陣が踏ん張り切れず、勝負の7連戦を黒星で終えた。試合のなかった2位・西武にはゲーム差なしまで迫られた。

 初回にプロ初先発となった奥村が高部に右翼席へのソロアーチを浴びたが、その裏に野村勇の適時三塁打とデスパイネのタイムリーで逆転に成功した。奥村は2回以降はゼロを並べ、5回4安打1失点。プロ初勝利の権利を持って役目を終えたが、その後に暗転した。

 5回の攻撃では正木の四球とガルビスの右前安打で無死一、三塁をつくったが、甲斐の三ゴロで三塁走者の正木が憤死。なおも1死一、二塁で岩下の投球がワンバウンドした隙にガルビスが三塁を狙ったが、アウトとなった。結局、今宮も遊ゴロに倒れ、無得点に終わった。

 6回から甲斐野がマウンドに上がったが、1死一、三塁から山口に同点適時打を左前に運ばれた。7回には津森が2死二塁から荻野に右越えの勝ち越し三塁打を浴びた。

 7回の攻撃でも先頭の谷川原が死球で出塁したが、正木がバントを失敗。ガルビスが左飛に倒れ、2死一塁になると、藤本監督は甲斐に代打・増田を告げたが、左飛に終わった。8回も1死から野村勇のヒットと二盗でチャンスをつくったが、グラシアルが空振り三振。デスパイネも三ゴロに倒れた。

 これで17年目を迎えた「鷹の祭典2022」は、1勝8敗で終了した。

関連ニュース

【ソフトバンク】奥村政稔が5回1失点 プロ初勝利の権利持って交代
【ソフトバンク】右肘違和感の武田翔太、出場選手登録を抹消 奥村政稔が先発で昇格
【ソフトバンク】今季中に海外FA取得見込みの千賀滉大 米5球団スカウトの前で6回4安打0封9勝 
【ソフトバンク】ノーノー喫した翌日に11安打で快勝 1軍復帰の千賀滉大が7年連続2ケタ勝利に王手
【ソフトバンク】千賀滉大、30日ぶり1軍登板で6回4安打無失点9K 80球の球数制限の中でエースの役割

記事提供:

スポーツ報知