ソフトバンクが快勝し首位キープ ドラ2正木「危機感を持って」初の猛打賞

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2022.8.28(日) 18:06

28日、日本ハム戦でプロ初の猛打賞を記録したソフトバンク・正木智也

● 日本ハム 0 - 6 ソフトバンク ○
<24回戦・札幌ドーム>

 ソフトバンクは1勝1敗で迎えたカード3戦目を制し、首位の座をキープした。先発の千賀滉大は6回無失点で9勝目。打ってはドラ2ルーキー・正木智也がプロ初の猛打賞で存在感を示した。

 ソフトバンクは3回、8番・正木が加藤貴之の初球を左翼席に放り込み先制すると、1-0の6回には野村勇とジュリスベル・グラシアルの連続二塁打で加点。7回には加藤を攻め立て一死満塁のチャンスを作り、2番手・北山亘基から1番・今宮健太と野村の連続適時二塁打で突き放した。

 先発の千賀滉大は「球数に制限をかけた状態での登板」だったようだが、76球で6イニングを投げきり、4安打無失点、無四球9三振の好投。終盤は甲斐野央、藤井皓哉、リバン・モイネロの完封リレーで締めくくり、千賀が7年連続2ケタ勝利にリーチをかける9勝目(4敗)を手にした。

 野手で存在感を示したのは「8番・中堅」で先発出場したドラフト2位ルーキーの正木。味方打線が加藤に苦戦するなか、3回に均衡を破る2号ソロを放つと、左腕相手に3打席連続安打でプロ初の猛打賞を飾り、9回には右腕の井口和朋からも左安打を放つ4打数4安打の大当たり。守備でも4回一死二塁の場面で古川裕大の中安打に猛チャージをかけ、二走・近藤健介の本塁生還を阻止する好返球を見せた。

 試合後、ヒーローインタビューに応じた正木は「コロナで離脱している主力が帰ってきたら二軍に落とされてしまうという危機感を持ってやっていたので、今日は本当に1打席1打席ムダにせずに死ぬ気で立っていました」と話した。

 チームは柳田悠岐、牧原大成ら多数の主力を新型コロナウイルスの影響で欠いているが、これで3カード連続の勝ち越し。2位・西武との0.5ゲーム差をキープし、首位の座を守っている。

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