【ソフトバンク】ノーノー喫した翌日に11安打で快勝 1軍復帰の千賀滉大が7年連続2ケタ勝利に王手

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2022.8.28(日) 17:20

力投する先発の千賀滉大(カメラ・今成 良輔)

◆パ・リーグ 日本ハム0―6ソフトバンク(28日・札幌ドーム)

 27日に球団10年ぶりのノーヒットノーランを喫したソフトバンクが今季17度目の完封勝ちで快勝。首位の座をキープした。

 絶対エースが帰ってきた。新型コロナ陽性から30日ぶりに1軍復帰した千賀は「80球」の球数制限がある中、76球で6回を投げ切った。4安打無失点、9奪三振の好投でチーム最多の9勝目。7年連続の2ケタ勝利に王手をかけた。

 初回。この日最速の158キロを計測し、3者凡退の立ち上がり。“お化けフォーク”を中心に3回以外は毎回三振を奪う内容に「とにかくゼロに抑えることしか考えませんでした。正木、松田さんとバックの好守にも助けられ、テンポよく投球することができたと思います」と振り返った。

 打ってはドラフト2位の正木が大活躍。まずは3回。チーム12イニングぶりの安打となる2号ソロを左翼席に叩き込むと、5回には左前打。7回にも左前打を放ち、プロ初の猛打賞とした。センターの守備でも4回1死二塁で打球を処理すると、ワンバウンドでホームに好返球。二塁走者の生還を阻止し、千賀をもり立てた。9回にも左前打をマークし、4打数4安打とした。

 前日ポンセに封じられた打線だが、7回には1死満塁から今宮、野村勇が連続2点二塁打で4点を追加するなど、11安打6得点。3カード連続の勝ち越しを決めた。29日は大阪(京セラD)に移動し、7連戦最後のロッテ戦に臨む。

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