【楽天】石井一久監督「寂しい」投手陣総崩れに苦言 今季最悪20被安打15失点

スポーツ報知

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2022.8.23(火) 22:01

試合に敗れ、険しい表情の石井一久監督(カメラ・小林 泰斗)

◆パ・リーグ 楽天6―15ソフトバンク(23日・楽天生命パーク)

 投手陣が今季ワーストの被安打20で15失点とメッタ打ちされ、カード初戦を落とした。首位西武とは3差に広がり、2位ソフトバンクとも2・5差となった。

 石井一久監督は「チームが残り30数試合で、このチームの大事な状況、立ち場的なものを(踏まえて)言えば寂しい。日頃から言っているんですけど、ビハインドの投手も大事。ポジションごとの役割がある。ビハインドで投げる投手は大事な役目だと思って投げてほしかった」と厳しい表情で投手陣の内容を振り返った。

 痛恨の1敗だ。先発の則本が、初回先頭の今宮から3連打を浴びて無死満塁とされ1死から野村大に右前適時打を許し、2失点。さらに2死満塁となり、谷川原に右翼線二塁打を浴びてこの回4失点。重苦しいムードが漂った。

 3回にも2点を失ったエースは9安打6失点で、この回限りで降板。ベンチでうなだれた。

 2番手の石橋も流れを止められず、3イニングで8安打7失点。3番手の鈴木翔も2イニングを投げ2安打2失点と火に油を注ぐ結果となった。

 打線は7回に5点を返し、意地は見せたが、今後の士気にも関わるような大敗。指揮官は「今は調子がいいとか悪いとかで左右されちゃいけない。やらなきゃいけない時がある。そこでできる人がチームの中心選手。その自覚があるかないかはわからないですけど、僕も背負ったことがある。調子がよくても悪くてもチームを勝たせる立ち場の役目」とエースに厳しい言葉を残した。

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