◆パ・リーグ　西武３―５ソフトバンク（１７日・ベルーナドーム）

　ソフトバンクが首位・西武に競り勝ち、再び１・５ゲーム差に迫った。初回に牧原大の適時打、中村晃の２点二塁打で一挙３点を先制。４回には三森の二盗、三盗から追加点を挙げた。６回以降はリリーフ５投手が無失点の好投で逃げ切りに成功。連敗を止めた藤本博史監督は胸をなで下ろした。以下は一問一答。

―前日（１６日）の完封負けのショックなく、初回から得点

「硬さなかった？　なかったら良いですね」

―２死から３得点とつながりもあった

「（中村）晃が良く打ってくれたよね。あそこで１点と３点じゃ全然違うし。西武打線というのは２、３点一挙に来るから。そういう意味じゃ、晃のタイムリーは大きかったですね」

―４回に三森が二盗、三盗に成功

「あれは見事ですよね。あそこで点入ったらね」

―盗塁は三森本人の判断か

「牧原大と周東と三森はいつでもいってもいい形やからね。ストップかける時はストップかけるけどね。点差考えてね」

―機動力を生かせた

「三森の場合は昨日、全く打てなかったけど、塁に出たらああいうこともできる。打つだけじゃない。足も使える。本当は９番に置きたいんですけどね。でも、昨日から甲斐を８番から９番に代えたんですけど、やっぱり甲斐のところでチャンスが回ってくるんよね。どうしても。今日スクイズさせましたけど、やっぱりそういう意味では（三森が）９番の方が良いかなと」

―三盗後に見事に甲斐のスクイズが決まった

「１球目はセーフティースクイズで、作戦的にまたセーフティーしてくるんじゃないかというところで外されはしないでしょ。次回からは外されるかもしれないからね。そこはまた考えて」

―三森は６回に二塁打も出た

「一本、ライトオーバー出たからね。明日から気持ち良く入れるんじゃないですか」

―６回から小刻みな継投になった

「今日は『全員使っても絶対勝とう』と投手コーチにも言っていたんで。今日負けたらちょっとズルズルいきそうな雰囲気やったから。レイも４回でも、（イニング）途中でも代えるよとは言っていた。田中正義をいかせるのは１イニング、頭から限定でということでね。田中正の後には甲斐野がつくっているから。今日は甲斐野、津森というところはずっとつくっていたんじゃないですか。藤井のところでも悪かったら甲斐野いくよというのはね（言っていた）。藤井もちょっとボール、ボール先行しているんでね。でも今日の抑えたあれでまた明日から気持ち良く入っていけるんじゃないかな」

―田中正は安心感がある

「まあね。投球練習見たらストライク１球も入っていなかったんやけどね。どうなるかなと。試合になったらストライク先行するからね。フォークピッチャーやから追い込んだら自分が有利に投球できるんで。まあ１試合いい投球してくれていると思いますよ。このままやったら正義も５日間、限定（の１軍帯同）と言うておったけど、当分の間は間隔空けながら、どっかで連投入れようかという計画もあります」

―西武と１勝１敗のタイに戻った

「明日何とか勝ってね。目標としたら残りを２勝１敗でいきたいというのがね。２連戦は別にして３連戦は２勝１敗でいきたいというのを目標にしているんで。何とか明日は全員で勝ちにいきたいですね」

―牧原大、柳田が勝負どころで守備の良いプレー

「周東、牧原大というところはね。外野の守備範囲がめちゃくちゃ広いんで。（８回の）呉の飛球なんかでも、（牧原大が）余裕持って捕れているからね。勝っている時はあの２人は安心ですよ」

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