【西武】中村剛也が450号と1000得点を同時達成「500号は打ちたい気持ちがある」
スポーツ報知
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2022.8.13(土) 05:50
◆パ・リーグ 楽天1―5西武(12日・楽天生命パーク)
高々と舞い上がった美しい放物線が左翼席へと伸びていく。その終着点を確かめると、西武・中村剛也内野手(38)はゆっくりと一塁へ走り出した。2回に放った先制の左越え8号ソロは、プロ野球14人目の450本塁打。中村らしい滞空時間の長い一発だった。「400号を打ってからなかなか打てなかったんですけど、打ててよかったです」。一塁ベンチ前で同い年の栗山から記念のボードを受け取ると、照れくさそうにファンに掲げた。
「もっとたくさん本塁打を打ちたい」とアーチをかけることにこだわる。中村が握る85センチ、885グラムのバットはイエローバーチという木を使用。硬すぎず、軟らかすぎずといった素材だ。用具を担当するSSKの石川拓哉さんは「中村さんは、パワーというより力感なく打つタイプ。バットがしなると角度がつきやすく、打球にも回転がつきやすくなります」と説明。本塁打への渇望はバットにも込められている。
区切りの一発で得点もプロ野球45人目の1000得点を記録したが、そのおよそ半分を占める450得点が本塁打。栗山も「自分で本塁打を打って、自分でかえってきているわけですから」と驚きを隠さない。次に目指すのは過去8人しかいない500本塁打。「500号は打ちたい気持ちがある」。15日に39歳の誕生日を迎えるが450号はあくまで通過点。本塁打王6度のアーチストは、これからも本塁打をおかわりし続ける。(秋本 正己)
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