【オリックス】7連勝の田嶋大樹投手にとって大切な物とは ファンからプレゼントされたエコバック愛用

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2022.8.10(水) 07:00

投打のヒーロー、田嶋大樹(左)と西野真弘がポーズを決める(カメラ・豊田 秀一)

◆パ・リーグ オリックス5―1楽天(9日・京セラドーム大阪)

 強さに偽りはなかった。オリックス・田嶋大樹投手(26)が自身7連勝、楽天戦は20年11月5日から13試合負けなしの6連勝。7回を最少失点にとどめ、ワシの翼をへし折った。

 「しっかり指に(球が)掛かっていた」。相性を考慮され、中8日での登板。初回2死から浅村から見逃し三振を奪った。「あれがバロメーターではないですけど、自分の感覚で指に掛かっている時は『いけるかな』というふうに思う」と内角低めに収めた直球に手応えをつかみ、5回まで無失点。6回2死二塁から浅村に適時二塁打でやり返されたものの、大崩れせず責任を果たした。

 自己最多タイの8勝目でチームも3位に浮上。楽天キラーを示す数字にも「全然、興味はないですね。(数字は)結果論なので。一戦一戦ですよね、やっぱり」と冷静に受け流した。左腕にとって大事なのは、勝利への貢献とファンの存在。日頃から愛用しているエコバッグはプレゼントされたもので「そのファンの方は、僕のために時間を使ってくれている。その事実が本当にうれしいし、ありがたい」と謙虚な姿勢を忘れることはない。

 本拠地・京セラDで今季6戦全敗だった楽天戦も初勝利。「なるべく勝って、いい思いをして、京セラから家に帰ってほしいというのが僕の思いなので」とお立ち台からも声を届けた。「しっかりと主導権を持ってやってくれている」と、中嶋監督もうならせる安定感。エースの山本にも負けない地力が備わってきた。(長田 亨)

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