【西武】甲子園の申し子、森友哉が組み合わせ抽選日に2年ぶりの連発 母校・大阪桐蔭へエール

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2022.8.4(木) 06:35

5回2死、森が左中間に2打席連続のソロ本塁打を放つ【切り込み写真】2本目の本塁打を放ち、笑顔でナインとタッチする森(カメラ・佐々木 清勝)

◆パ・リーグ 西武3―1オリックス(3日・ベルーナドーム)

 右へ左へ。技ありのアーチをかけた。3回1死。西武・森友哉捕手が宮城の投じた126キロの外角スライダーに反応した。体勢を崩されながら、最後は右手1本でスイング。放物線は右翼ポール際へ届いた。「うまいことバットに乗ってくれました」という19試合ぶりの3号ソロに続き、5回2死の第3打席では143キロの外角直球を左中間へ運ぶ4号ソロ。20年7月30日のソフトバンク戦(ペイペイD)以来の2打席連続弾に「左中間に打てるのは理想です。調子のいい時のバロメーターなので」とうなずいた。

 混戦のパ・リーグの首位争い。18、19年のリーグ優勝時は強力打線が打ちまくったが、今年は防御率リーグトップの投手陣がしのいで勝利をものにする展開が多い。「特に守りの部分では、毎イニング緊張しながら集中してやっています。勝つまでの試合展開はしんどいですけど、最少失点で抑えられる試合が増えれば、と言ってきた。そういう意味では今年の方がうれしいです」と気持ちを切らすことはない。

 「寒いより暑い方が好き」と言うように、月間打率も6月の2割1分から7月は3割2分5厘に上昇。交流戦以降は3番に座ることが多い。「山川さんにいい形でつなぐことをずっと心がけてやっているので、四球でもうれしいです」。この日、夏の甲子園の組み合わせ抽選が行われ、母校の大阪桐蔭は1回戦で旭川大高(北北海道)との対戦が決まった。「もちろん気になりますよ。今年は(強さが)圧倒的なので。でも、しんどい試合は来ると思う。頑張ってほしいと思っています」。高校時代、春夏連覇を達成した思い出の夏。首位固めへ、森の熱い夏が幕を開ける。(秋本 正己)

 ◆森の甲子園 大阪桐蔭では1年秋から正捕手となり、1学年上の藤浪晋太郎(現阪神)とバッテリーを組んだ。2年時は史上7校目の春夏連覇を達成。センバツは全5試合で18打数8安打1本塁打、同年夏は「1番・捕手」で全5試合に出場し、20打数8安打2本塁打だった。3年時は主将を務め春、夏ともに3回戦敗退。甲子園には計4度出場し、14試合で55打数26安打5本塁打、打率4割7分3厘。

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