◆日本ハム５―１ソフトバンク（３日・札幌ドーム）

　日本ハムの上原健太投手が、ソフトバンク打線を相手に８回３安打無失点の好投。今季３勝目を挙げ「初回から飛ばして、１イニング投げきりのつもりでマウンドに上がっていました」と振り返った。

　前回７月６日のロッテ戦（ＺＯＺＯ）で４回途中３失点でＫＯ。その後は２軍で再調整してきた。「技術的なところで言えば、対左バッターをどうやって抑えるかということを考えて、ファームで、実戦で投げることがそんなに多くなかったので、その中でいろいろ試しながら、どうやったら１軍で通用するのかということはものすごく考えて練習していた」。この日は、チェンジアップが有効で「狙い通りに使えたので、そこは大きな手応えだと思う」とうなずいた。

　ソフトバンク先発の東浜は、同じ沖縄出身で４歳上。「小さいころから一方的に知ってる存在。何年か前に投げ合って負けてるので、勝ちたいと思って昨日から気合入れたら、きょう全然眠れなかったです」と明かした。２０年９月１７日のソフトバンク戦（札幌Ｄ）で投げ合い、８回まで両軍ゼロ行進。９回表に２点を失い負け投手となった。「前回、９回途中で降板して負け投手になって、こうやってもう一度チャンスが巡ってきたということで、ものすごく気合は入りました。それでも１イニング出し切りで、いけるところまででいいからしっかり１イニング全力で、ということを意識していた」とうなずいていた。

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