【オリックス】山本由伸 6回1失点も中継ぎ打たれ11勝目逃す 気温37度のベルーナDに「死にかけました…」

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2022.8.3(水) 07:30

1回無死満塁のピンチを迎えたオリックス先発の山本由伸(カメラ・佐々木 清勝)

◆パ・リーグ 西武4―2オリックス(2日・ベルーナドーム)

 オリックス・山本由伸投手(23)は潔く自身を敗因とした。「僕ではない失点で逆転はされましたけど、そこにつながっているのは絶対に間違いないと思うので…」。痛い終盤の逆転負けでチームの連勝は5で止まり、勝てば勝率1厘差まで迫っていた首位・西武との差は2ゲームに拡大。「またしっかり、責任を持って投げたいと思います」と気持ちを切り替えた。

 「死にかけました…」と、後半戦の初戦は気温37度を記録したベルーナDの暑さに苦しめられた。初回から2イニング連続で満塁のピンチを脱出。しかし、4回2死一塁から源田に三塁打を打たれ、西武戦では41イニングぶりに得点を許した。「直球もシュート(回転)したし、どの球も決め切れていなかった。ちょっと自分の重心の位置というか、そういう部分が良くなかった」。本調子ではなかったものの6回まで7安打を浴びながら1失点。ただ、119球を費やし、救援陣の力を借りざるを得なかった。

 1点リードの8回に3番手・本田が源田に適時打を許して11勝目は消えた。右腕はさらに押し出し四球で勝ち越し点を与え、万事休す。山本は「週の初め。もっとテンポ良く、長いイニングを投げるのが仕事だったと思う。それができなかった」と本気で悔しがったが、日本ハム・加藤が規定投球回不足となり、防御率1・80で再びトップに立った。

 この日は親交のあるヤクルト・村上がプロ野球新記録の5打席連続本塁打。「もう、スゲェって感じ」と素直に祝福しながら「全然、余裕です」と次回登板への修正点もハッキリさせた。エースで落とした事実は痛いが、勝負はまだ先だ。(長田 亨)

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