【ソフトバンク】日米通算151勝の和田毅、甲子園出場の母校・浜田高への差し入れは「18年分たまってる(笑い)」

スポーツ報知

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2022.8.1(月) 07:00

西武に勝利しポーズをとる、ソフトバンク・和田(右)とプロ初打点を記録した黒瀬

◆パ・リーグ ソフトバンク4―2西武(31日・福岡ペイペイドーム)

 負の連鎖を断ち切ったのは大ベテランだった。和田毅投手(41)が5回7安打1失点の粘投で今季3勝目。日米通算151勝目で、チームの連敗を4で止めた。先発に勝ち星が付くのは6試合ぶり。エース千賀も止められなかった“投壊”現象に終止符を打ち「今日は何としても連敗を止めたいと(いう気持ち)。本当にそれだけでした」とほほ笑んだ。

 6月下旬に新型コロナ感染。5年ぶりの救援登板(7月24日オリックス戦で敗戦投手)を経て、6月19日以来の先発マウンドだった。「コロナになってからバランスが少し崩れている」。本調子ではなく、今季9度目の先発で初めて初回に失点した。だが、2回以降は細かい感覚のズレを修正。お立ち台では「黒瀬がいいところで犠飛を打ってくれた。また自分が投げる時に打ってほしい」と17歳年下の若手を持ち上げ、戦力の活性化を願った。

 先輩の威厳を示した。母校・浜田高(島根)が18年ぶりの甲子園出場を決めた。「(差し入れは)食べものから飲みものから着るものから。いろいろ考えてますよ。18年分たまってるんで(笑い)」。後輩たちが届けてくれた明るい話題を励みにした。97、98年の夏の甲子園に連続出場し、98年は同校最高成績のベスト8と活躍した“松坂世代”。この日の粘りは後輩球児にもお手本になったはずだ。

 チームは7月を8勝12敗で終えた。2か月連続で月間負け越し。だが、首位・西武への3タテは阻止し、0・5ゲーム差で8月に入る。藤本監督も「本当に粘り強く投げてくれた」とたたえた41歳が、まだまだ投手陣を支えていく。(中村 晃大)

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