【日本ハム】宮西尚生、入団から15年連続50登板厳しい「ファンの方に申し訳ない」・・・連載「中継ぎの流儀・勇往邁進」
スポーツ報知
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2022.7.29(金) 11:05
日本ハム・宮西尚生投手(37)が28日、自ら記す連載「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」で前半戦を振り返った。入団から14年続けてきた50登板の記録が厳しい状況(現在20登板。残り51試合)になり、「ファンの方に申し訳ない」と偽らざる思いを吐露。巻き返しを図る後半戦への思いや、ベテランとして感じる柔軟性の重要度もつづった。
前半戦は流れに乗れないまま終わってしまったという感じです。今は1軍だったらどうなのかな、と思えるぐらいまで来ています。やるべきことは全部やって、これを維持するという現状です。
50試合登板は、残り試合数を見ても正直諦めています。僕の記録ではありますが、昔から応援してくれているファンの方たちはこの記録をかなり期待してくれていたと思います。(例年)達成するときはヒーローインタビューがあって、ファンの方は喜んでくれる。気付いたらみんなで目指していたような記録でした。
僕自身はホールド数など違う記録はあるのでパッと諦められますが、50試合登板はいろんな人のおかげですし、あと1年でタイ記録(岩瀬仁紀氏の15年連続)だったわけで、しっかりできなかったことに対してファンの方に申し訳ないですし、ふがいないです。
前半戦の振り返りとして、体の柔軟についてもっと取り組まないといけないのが反省です。よく「ベテランは夏場に強い」と言われますが、僕の解釈では、キャンプで体がある程度動くようになってきても、芯から動いてるわけではなく、春先から時間がかかって暖かくなる夏に上がるということだと思います。それを開幕から行けるようにオフにチャレンジしましたが、失敗している。だからやり方を変えないといけない反省点が出てきます。
今まで長くやってこられた先輩方も口をそろえて言うのが、柔軟性。トシを取ってくると硬くなってきて力の入り具合が悪くなってしまうから、常に意識をした方がいいと10人の方に聞いたら9人は言いますね。
実際に蓄積疲労は筋肉が疲労するんじゃないんやな、と思いました。筋膜や腱の部分。そういうのが硬くなっている。例えば3時間ぐらい椅子に座ったら腰が痛くなる人もいると思います。あれが毎日ある感じで、そこから動くとキツイ。それがどんどんたまるわけです。
僕も去年くらいから腰を最後の深いところでもう一ひねりできず、何か詰まっているような感じでした。ファームでは全身をほぼ毎日1か所ずつケアしてもらって、4月と比べて今の体の動きは全然違います。技術や筋肉がいきなり落ちることはないですが、パフォーマンスが落ちるのは何かしら原因があり、それを追求すると、柔軟性じゃないかなと鎌ケ谷にいて感じましたね。
今日から後半戦です。たまっているものを、力まず試合にぶつけていけるようにやっていきたいです。前半戦はチームへの貢献度はマイナスに近いので、後半戦はプラスにできるぐらいの活躍をしたいと思っています。(宮西 尚生)
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