西武・平良が痛恨の逆転サヨナラ負け…大久保氏「真っすぐを打たれても誰も何も言わない」

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2022.7.22(金) 06:59

西武・平良海馬 (C) Kyodo News

◆ 9回に平良がまさかの3失点

 西武は9回に守護神の平良海馬が逆転サヨナラ負けを喫し3連敗となった。

 4-2で迎えた9回、先頭の山口航輝に四球を与えると、佐藤都志也にはセンターへのヒットで無死一・二塁とされ、一死後にエチェバリアに四球を与えて満塁。続く、ロッテの代打・岡大海にはレフトへの同点タイムリーヒットを許す。さらに荻野貴司にも四球を与えて再び満塁となり、最後は高部瑛斗にサヨナラのライト前ヒットを打たれ痛恨の逆転負けを喫した。

 21日のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄さんは平良について「真っすぐが160キロ出るピッチャーがスライダーを投げすぎというか頼りすぎている」と指摘。

「ストレートに当然自信を持っていると思うんですが、マウンドで何か思い切りの良さがなかった。打たれるのを怖がっている、2点差を逃げ切って守ろうという気持ちがスライダーを多く投げてカウントを悪くして打ち込まれてしまったのかなと思いますね」と9回のピッチングを振り返り、「やはり、クローザーになると8回に投げていても(9回は)雰囲気が違うのかなと思いますね。(相手が真っすぐを狙っていても)3割じゃないですか。7割は失敗するんだから投げ込む姿勢がほしいですよね」と奮起を促した。

 番組のMCを務めた高木豊さんは「映像を見るとストレートは低めに行っていてスライダーは浮いていますよね。これはキャッチャーの古賀のリードも(打たれた原因として)ありましたかね?」と解説を務めた大久保博元さんに意見を求めると、「(平良は)主軸となる球が真っすぐじゃないですか。真っすぐを打たれたらしかたないというピッチャーでありながら、変化球じゃないと打ち取れないという感覚にキャッチャーが陥ってしまった」と分析。

「その場その場を抑えたくて主軸となる球が何かというのを忘れてしまう時があるんですよ。スライダーピッチャーじゃないでしょうという」と古賀のリードに苦言を呈し、平良には「真っすぐを真ん中に投げて打たれても誰も何も言わないので、元に戻ってやってほしいですね」と本来の持ち味である強いストレートで押していくピッチングを取り戻すようアドバイスを送った。

 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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