【日本ハム】新庄ビッグボス7連勝…球団66年ぶり新人監督最長タイ「記録を塗り替えるのが僕の使命」

スポーツ報知

  • ニュース

2022.7.17(日) 05:45

7連勝を喜ぶ新庄剛志監督(カメラ・小林 泰斗)

◆パ・リーグ 日本ハム1―0西武(16日・札幌ドーム)

 会見場に現れた日本ハム・新庄剛志ビッグボス(50)は上機嫌だった。「今日は質問が読めますね~。7連勝どうですか? でしょ? あと60連勝。いけるでしょ」と高笑いした。上沢が8回途中無失点で救援陣も零封。6回に4番・野村の適時二塁打で奪った1点を守りきった。

 3年ぶりの7連勝は、球団の新人監督では1956年岩本監督に並ぶ最長。66年ぶりの記録にも「あんまり興味ないっすね。新しい記録を塗り替えるのが僕の使命というか、あっと驚くことをやっていきたい」と、ビッグボス流を貫いた。

 守りで重ねた白星だ。この7戦は全て2失点以内で、うち3度は零封。先発・上沢、伊藤、加藤の安定感が増し、田中、池田、ポンセも競争でレベルを上げた。5回無死二塁。右邪飛からタッチアップを狙う二塁走者・外崎を浅間がレーザービームで刺す好守備も流れを引き寄せた。指揮官は「1―0で勝ったら最高だなと。守備で勝つという。先発が長い回を投げてくれるので、中継ぎもうずうずしていると思う」とさらなる相乗効果に期待した。

 一方で今後への心配も生じた。7回1死二塁、上沢がジャンセンの打球を右足つま先付近に受けた。治療のためベンチに下がったが、1死一、三塁のピンチに「あんな場面で投げさせられる投手はたまったもんじゃない」と、ど根性で8回1死まで続投した。

 試合後は松葉づえ姿で現れ「超痛いです」と言い残し、札幌市内の病院へ検査へ向かった。骨折していれば長期離脱は避けられない。ビッグボスも「徐々に痛くなってくると思う」と心配そうな表情。最下位からの快進撃へ、エースの軽傷を願うばかりだ。(岸 慎也)

関連ニュース

【日本ハム】上沢直之の右足に打球が当たる 骨折の可能性に「はい」
【日本ハム】新助っ人左腕メネズに新庄剛志監督「すしは米国より28倍おいしいよ!」
【日本ハム】野村佑希、来季からから捕手転向? 新庄ビックボスが仰天コンバートプラン
【日本ハム】新庄剛志ビッグボス体制初の6連勝 フルカウントで宇佐見真吾が先制スクイズ
【日本ハム】ビッグボスの助言効いた 石井一成が自己最多5号2ラン「秘密のアドバイスで打てました」

記事提供:

スポーツ報知