日本ハムのビッグボス・新庄剛志監督（５０）が１５日、仰天コンバートを明かした。野村佑希内野手（２２）に今オフから捕手の練習をさせるプランを披露。「来年、ジェイ（野村）のキャッチャー案というのも面白い」と説明した。捕手から内外野へのコンバートはあるが、その逆はプロでは超異例。指揮官も阪神時代、野村監督の下で投手に挑戦した経験があり「配球も覚えてくれたらいいし、プラスにはめちゃくちゃなる」と、捕手目線で野球脳を鍛えることも理由のひとつのようだ。

　理想は捕手としての成功だ。現在、リーグ４位の２割８分６厘、６本塁打、３１打点。三塁手として球宴初出場も決めている。「三塁と一塁は、新外国人が来て調子よかったらはめていく。だったら正捕手になって、寿命は長くできる」とビッグボスは、常識にとらわれない青写真を描いた。

　すでに野村本人にも伝えており「オフにはキャッチャーミット用意させる。そしたら『モリーナ？　モデル頼んどきます』って」と笑顔でやりとりを明かした。「３、４年後に捕手で３割１分、２０発ぐらい打ってたら正解になる」。先入観にとらわれないビッグボス改革は続いていく。

　◆野村　佑希（のむら・ゆうき）２０００年６月２６日、米ミシガン州生まれ。２２歳。父親の仕事の関係で米国で生まれ「ジェームス」のミドルネームを持つ。群馬県で育ち、埼玉・花咲徳栄高では１年秋から４番。２年夏に全国制覇。１８年ドラフト２位で日本ハム入り。１８７センチ、９１キロ。右投右打。今季年俸２０００万円。

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